
問題集や過去問を解いたあと、正解だけを確認して次の問題へ進んでいないでしょうか。解説には、正解の根拠だけでなく、間違いの理由や関連知識、問題を解く際の考え方も含まれています。
ただ読むだけでは内容が頭に残りにくいため、「次に似た問題が出たときに解けるか」を意識することが大切です。今回は、資格試験の得点力につなげる解説の読み方を紹介します。
目次
問題集の解説は答えを確認するためだけのものではない
答えを見ることと、解説を読むことは同じではありません。答えだけを見ても、その選択肢がなぜ正しいのか、ほかの選択肢のどこが誤っているのかまでは理解できないためです。
解説を読む目的は、正解番号を知ることではなく、その問題を解くために必要だった知識や判断の流れを確認することです。
次に同じ論点が違う形で出題されたときにも答えられる状態を目指しましょう。
まず自分がどこで間違えたのかを確認する
解説を読む前に、自分の解答過程を振り返ります。
間違えた原因は、単純な知識不足だけとは限りません。
・必要な知識を覚えていなかった
・似た制度や用語を混同していた
・問題文の条件を読み落とした
・知識はあったが判断に自信を持てなかった
原因を分けると、復習すべき内容が明確になります。
知識不足ならテキストへ戻り、読み落としなら問題文のどの表現を見逃したのかを確認するなど、原因に合った対処ができます。
解説は選択肢ごとに根拠を確認しながら読む
択一式問題では、正解の選択肢だけでなく、ほかの選択肢の解説にも目を通しましょう。資格試験では、誤っている部分を少し変えて、別の問題として出題されることがあります。
正解した問題の解説も確認する
正解した問題でも、根拠を説明できなかった場合や、消去法や勘で選んだ場合は、理解できているとはいえません。自分が考えた根拠と解説が一致しているかを確かめましょう。
解答だけでなく、考え方や解き方まで確認することが重要です。
知らない用語や関連知識を整理する
解説の中に知らない用語や曖昧な知識があったら、そのまま読み流さず、テキストや条文で確認します。
ただし、解説を丸ごとノートへ書き写す必要はありません。
たとえば、法律系資格であれば、「原則と例外」「要件と効果」「似た制度との違い」など、混同しやすい点だけを書き加えると効率的です。
資格試験は範囲が広いため、きれいなまとめを作ることより、問題演習と復習を往復することを優先しましょう。
解説を読んだあとは自分の言葉で説明する
解説を読んで分かったつもりになっても、実際には十分理解できていないことがあります。読み終えたら本を閉じ、「なぜこの答えになるのか」を短く説明してみましょう。
説明できなければ、理解が曖昧な部分をもう一度確認します。
また、正解の根拠だけでなく、「この条件が変わったら答えはどうなるか」と考えると、一つの問題から関連知識を広げられます。
長い解説が理解しにくい場合は、結論、根拠、例外などに分けて一文ずつ確認する方法も有効です。分からない部分を特定してからテキストや講義教材を見直すと、疑問を解消しやすくなります。
解説から次に解ける知識を身につけよう

問題集の解説は、正誤を確認するだけではなく、知識の不足や判断の誤りを見つけるための教材です。
・間違えた原因を先に確認する
・正解以外の選択肢も根拠まで読む
・正解した問題も解き方が合っていたか確認する
・最後に自分の言葉で説明してみる
解説を読んだあとに「次はなぜ正解できるのか」を説明できれば、復習は得点につながる形で進んでいます。一問ごとの解説を活用し、似た問題にも対応できる理解を積み重ねましょう。
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