勉強法

もしやっていたら注意!? 学習効率を下げる習慣


もしやっていたら注意!? 学習効率を下げる習慣

「勉強を続けるために習慣を作っている」という人は多いですよね。しかし習慣の中には、学習効率を下げてしまうなど良くない影響があるものも存在します。そこで今回は、学習効率を下げてしまう習慣、アップする習慣を解説します。

 

学習効率が下がる!? やってはいけない習慣

資格の勉強をしているときには、いかに効率よく学習を進めていくかが重要です。次のような習慣が癖になっていると、学習効率が下がりやすくなります。該当する方は要注意です。

インプット「だけ」をやる

資格の勉強を始めた頃はわからないことだらけです。ただし「インプット」に偏った勉強法は、極めて効率が悪いといわれています。
 
脳は使わない記憶をすぐに忘れてしまいます。インプットに重きを置いた学習方法は記憶を詰め込むだけなので、どうしても忘れやすくなるのです。学習効率をアップさせたい方は、いますぐ勉強の方法を変えることをおすすめします。

眠気を我慢して勉強に取り組む

仕事や家事・育児のあとに眠い目をこすりながら勉強を続けている方は多いでしょう。しかしながら、眠気を感じているときの脳では、記憶や思考、言語機能などをつかさどる「大脳皮質」の働きが低下しています。
つまり眠気を我慢しながら勉強をしていても、本来の学習機能が発揮できず、勉強の効率も悪くなってしまうのです。

休憩せず勉強をする

皆さんは「勉強時間が取れたからたくさん勉強をしなければ」として休憩なし・ぶっ続けで勉強をしていませんか? 人の脳には休憩を取ることで「長期記憶を形成するために必要なたんぱく質」が生み出されます。しかし休憩なしで勉強をすると、このたんぱく質が生成されません。つまり、頑張って勉強しても、内容が脳に定着しづらくなるのです。集中が切れるからといって、休憩なしで勉強に励むのはNGと心得ましょう。

取り入れるべき! 学習効率を上げる習慣とは?

学習効率を下げてしまう習慣についてお伝えしましたが、逆に学習効率を上げるにはどうすればよいのでしょうか? 今日からでも取り入れたい習慣をご紹介します。

アウトプットを積極的におこなう

勉強をするときは「話す」「書く」といったアウトプットを中心に学習を進めると、記憶が定着しやすくなります。学んだ内容をアウトプットすることで、「使う記憶」として脳に残りやすくなるのです。
勉強の際にはテキストを読んで覚える「インプット」を3割、ノートにまとめる・テストをする・人に話すなどの「アウトプット」が7割の比率になるようにしてみましょう。

勉強の合間に短時間の睡眠、休憩を挟む

勉強の合間に短時間の昼寝をすると、疲れた脳を回復させることができます。昼寝の時間は20~30分程度で十分なので、眠気を感じたときは少し眠ってリフレッシュする習慣をつけるとよいでしょう。
また、学習効率を上げるには定期的に小休憩を挟むのも大切です。休憩を活用した有名な勉強方法に「ポモドーロ・タイマー」があります。25分勉強して5分休憩を1セットにして繰り返すという簡単な方法ですので、ぜひ取り入れてみましょう。

停滞期はいつものルーティンを大切に

勉強の停滞期にはいつもと同じ勉強量・勉強方法を続けることが大切です。少し新しい勉強方法を取り入れる程度ならよいのですが、勉強量を増やしたり勉強方法をガラリと変えたりするのは、焦りやストレスの元になります。いつものルーティンを大切にしつつ、停滞期を乗り切りましょう。

習慣を整えることが大事! 効率よく学習しよう


The,Woman,Who,Operates,The,Personal,Computer

普段何気なくやっている習慣も、その内容によっては学習効率を下げてしまうことがあります。学習効率を下げる習慣を避けつつ、良い影響が得られる習慣を意識してみましょう。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。