Q.試験を目指した理由・契機
大学卒業後に就職してから今までサラリーマンとして働いてきましたが、家族との時間を大事にしたいと考え、数年前から自分の裁量で仕事をしたいと強く思うようになりました。いろいろと情報収集していく中で、土地家屋調査士という資格を知り、独占業務があり独立開業に向いていること、AIに代替される可能性が低いこと、すでに持っている一級建築士の資格と親和性があることにとても魅力を感じ、未経験業種ではありますが挑戦してみようと思いました。
Q.東京法経学院講座を受講しようと思ったきっかけ
初めは独学で挑戦しよう思い、試しに市販の参考書を購入しましたが、1ページ目から何を言っているのかさっぱり理解できず、独学は時間の無駄だと考え予備校受講に切り替えました。東京法経学院を含めて数社が候補にありましたが、合格率の高さと実績に加え、受講内容のわりに受講料が他社に比べて安価だったことが決め手になりました。また、情報収集する中で、時間にシビアな試験であることは分かっていたため、答練の数が多く本番を想定した学習が繰り返し行えるところも魅力でした。
Q.学習するうえで工夫したこと
教材が自宅に届いたのが4月上旬で、試験まで半年しか時間がありませんでしたので、まず半年間の学習計画を作成しました。毎日無理なく捻出できる勉強時間と、試験までに合計何時間勉強することができるのか把握した上で、何にどの程度時間を振り分けるか考えました。その際に、土地家屋調査士の試験というものがどういう試験であるかを自分なりに分析しました。
法務省のホームページに毎年の受験者数から合格者数、点数の分布まで細かく公表されていましたので、それをもとに限られた勉強時間の中でどのように点数を取りに行くかを設定し、勉強しつつその設定を微調整しながら学習を進めました。
実際の学習は、�@講義動画を一周する�A択一の過去問�B記述の過去問�C答練というような一般的な流れでしたが、過去問を何周もする時間は無かったため、解説をよく読み、立法趣旨から理解し一発で覚えるくらいの気持ちで勉強しました。実際は立法趣旨を全て知ることは不可能なので、自分なりになぜこんな法律になったのかという理由を考え、それと問題を紐づけることで暗記ではなく理解に努めました。
上記に加え、やってよかったことは2つあります。1つは講義動画を一周した時点で、まったく解けなくてもいいので過去問を通しでやってみたことです。記述は解答を見ながらトレースするだけでいいので、2時間30分でやらなければならない全体の物量を把握し、今後どこで時間短縮していくか自分なりに考えながら学習をしていきました。もう1つは、択一の問題集を民法、総論、土地、建物、区分建物、士法にカッターで分割して使いやすくし、加えて問題文を読んでいるときに裏ページの解答番号で透けて見える部分を修正ペンで見えないように加工したことです。少し時間がかかりますが、圧倒的に使いやすくなるのでおすすめです。
Q.受講講座を受けての感想、良かった点はどんな点ですか?
講義動画を見ながら合格ノートに書きこむというスタイルが自分にはとても合っていました。板書される部分は非常に重要な内容が多く、あえて合格ノートに書かずに受講生に頭と手を使ってほしいという方針が伝わるものだったと思います。
また、講義動画でたまに内堀先生が話される裏話のようなものが面白く、自分も早く合格してこの業界に飛び込みたいとモチベーションが上がる部分でもありました。一番良かった点は、答練の赤ペン採点です。どこを重点的に勉強すべきかという大局的なアドバイスから、細かい漢字のミスまで丁寧に採点していただけたことがとても良かったです。またこの年齢で、よくできた部分を褒めてもらえるということが意外と嬉しかったで
す。
Q.学習時間はどのように作っていましたか?
仕事や家庭があるため、勉強時間は平日3時間、休日7時間が限界でした。あとはこの時間内で最も効率よく勉強を進めるために、勉強を効率化する工夫をしていました。択一の場合は、正誤だけではなく、どこが間違っているのかまで書き込めるように解答用紙を自作する、記述の申請書様式も何度も書いて覚えられるよう自作する、答練の穴埋め問題のみをまとめて復習しやすくするなど、とにかく少しでも効率が良くなるよう工夫し、勉強時間を無理に捻出するより、勉強時間の質を高めるように努めました。睡眠時間は必ず6時間は確保し、通勤時間やお昼休みはむしろ勉強せず、リラックスするための時間に充てました。
Q.わからない箇所があるときはどうしましたか?
単語の意味が単純に分からない場合は、インターネットで用語の意味を調べました。その際必ず簡単でいいのでメモし、再度分からなくなった時にすぐ見直せるようまとめていました。単語は分かるけど文章の意味が分からない場合は、まず講義動画と合格ノートを見直し、それでもわからない場合はインターネットで調べ、最後は学院に質問書を送りました。その場合もわからなかった部分がわかるよう付箋などを貼っておき、時間が経ってから見直すようにしていました。学習が進んでくると、昔分からなかった部分がスムーズに頭に入ってくることもあるし、別の知識と結びついてより理解が深まることが多々ありました。 。
Q..学習を継続するコツとは?
学習意欲が湧いてこない時は、学習開始のハードルを下げるようにしました。例えば土地家屋調査士の試験は、時間のマネジメントが重要であるという性格上、どうしても通しで問題を解く練習が必要になりますが、2時間30分集中し続けることは非常に疲れるため、モチベーションが上がらず、なかなかスタートすることができない事がありました。そんな時は通し学習に固執せず、それぞれに目標時間を設定して択一、土地、建物と分割して学習しました。合計時間が2時間30分を下回っていれば良しと割り切り、とにかく毎日学習することに重点を置きました。
Q.次の目標はありますか?
土地家屋調査士の試験勉強は本当に大変でしたが、この試験をきっかけに学ぶことの面白さを再認識したように思います。私自身は業界未経験者ですので、まずは土地家屋調査士としての業務をこなせるようになることが一番の目標ですが、余裕が出てきたら親和性の高い行政書士試験、司法書士試験についても計画的に挑戦していきたいと考えています。また、今後独立開業を目指していますので、業務や資格勉強と並行して経営についても学び、永く業界に貢献できればと考えています。