合格者インタビュー|「答練なしで私の合格はなかった」と、はっきり断言できる。|土地家屋調査士試験|東京法経学院





土地家屋調査士 合格体験記・合格者インタビュー

「答練なしで私の合格はなかった」と、はっきり断言できる。

プロフィール合格者インタビュー

 プロフィール

森本 正樹 さん

 


 合格者インタビュー

Q.試験を目指した理由・契機


 土地家屋調査士という仕事は以前から知っており、自分の名前で仕事ができる点や、内行・外業がほぼ半々である点、自宅開業ができる点等に魅力を感じていました。転勤を機に前職を退職し、土地家屋調査士を目指すことを決意しました。

 

Q.東京法経学院講座を受講しようと思ったきっかけ

 一つは圧倒的な実績です。一発合格を目指すからには、最も多くの合格者を排出している予備校を選ぶのが近道だと思ったからです。
 もう一つが評価の高かった口コミです。中には当学院の講座は六法を使用して回りくどく、板書スタイルで時間がかかるといった口コミも拝見しましたが、本物の知識として得るためには寧ろ必要なことだと思いますし、長い目で見ればこれが一番の近道だと合格後の今でも感じています。  

 

Q.学習するうえで工夫したこと

 ◆1〜2.5ヶ月:インプット
・新最短合格講座の動画を見て学習しました。ガイダンスの動画で内堀先生が仰っていた通り、事前に必ず予習を行いテキスト・択一問題をざっと読みました。
 初めは何が書いてあるか分からずかなり辛かったですが、どういった出題のされ方をするか知った上で動画を見ることで、どこを重点的に覚えるべきかといった濃淡を付け易くなったと思います。
 動画の中で先生が仰っていたことや板書の内容は全てテキストに書き込み、動画視聴後に改めて択一問題を解くという順序で学習を進めました。かなりじっくり行ったので、全ての動画(民法を含む)を見終わるのに2カ月以上かかりましたが、今振り返ってみてこれがよかったと思っています。わからないまま「記憶」していくよりも、一つ一つを確実に「理解」してから記憶していくことが重要だと思います。
 ◆2.5〜4ヶ月:アウトプット@
 動画をすべて見終わる前にベストセレクト答練が開始したため、最初は半分ぐらいしか得点できませんでした。
 書式の学習では、最初から難しい過去問を解くのではなく、記述式攻略ノートをまずは3回ほど解き、登記の目的毎の申請書の書き方や、情報の整理の仕方、図面の書き方の基本を叩き込みました。その後から得点が急激に伸び、ベストセレクト答練後半では7〜8割程度得点できるようになりました。
 ◆4〜10ヶ月:アウトプットA
・問題を解くことにある程度慣れてからも、ざくっと全体を勉強するというのではなく、大きく4つ(@択一対策、A計算・電卓練習、B申請書対策、C論述・作図対策)に分けて学習しました。
 1日の時間をバランスよく割り振り、これらの学習を満遍なく毎日行いました。
@択一対策:択一過去問マスターを使用し、一肢毎に正誤の理由をはっきりと即答できるようになるまで何度も繰り返しました。
 理解が曖昧な問題には付箋を貼り、自信をもって即答できるようになれば付箋を外すというやり方で徹底的に弱点を潰していきました。また、本当に苦手な論点や記憶し辛い箇所は一覧表にして書き出して毎日読むようにし、試験直前にも確認できるようにしました。
 A計算・電卓練習:調査士試験で頻出の計算パターンを10種類程度抜き出し、毎日計算を繰り返しました(電卓はメモリー数が多いCANON製を使い複素数モードで計算していました)。計算に関しては、勉強を開始した頃から継続して行っていたため、頭で考えなくても手が動く程度に熟練することができました。
 B申請書対策:不動産表示登記申請マニュアルの重要問題を抜き出し、ひたすら申請書を作成しました。最初は真っ白の紙に申請書様式をイメージしながら書いていましたが、慣れてきたらエクセルで申請書様式を作成し打ち込むことで数をこなしました。
 C論述・作図対策:過去問と答練の問題を何度も解きました。記述問題を読む際には何を読み取らなければならないかを常に意識して取り組みました。毎日土地・建物最低1問ずつは解き、時間を計って行いました。本番を意識して土地は60分、建物は50分を目安にして解き、時間が足りない時でも最低限書くべきことは何かを意識しながら解きました。

 

Q.受講講座を受けての感想、良かった点はどんな点ですか?

 私は動画の新・最短合格講座を視聴しましたが、とにかく内堀先生のご説明が分かりやすかったです。単に暗記させるだけでなく、その法律・制度ができた背景や歴史的経緯を丁寧にご説明されていました。これにより、理解して覚えることができたので、記憶として定着し易かったですし問題の落とし穴に嵌り辛く、そうして得た知識は実務面でも生きた知識として有用であると思います。
 また、答練は毎回現地で受講しましたが、試験の予行練習として非常に効果がありました。毎週様々な論点で出題され、本試験で出題されそうな落とし穴がちりばめられており、緊張感のある中で如何にミスをしないかという練習を行うことができました。全ての問題を解き終わった後に見直す箇所を予め決めておき、毎回「絶対にケアレスミスをしない」という心意気で挑みました。
 また、添削していただいた答案を見ることで作図の精度を確かめることができ、また、得点順位を確かめることで自分の立ち位置が分かるので、モチベーションの維持・向上に繋がりました。
 答練無しでは私の合格はなかったとはっきりと断言できるほど、受けて良かったと思っています。

 

Q.学習時間はどのように作っていましたか?

 家族の協力もあり、勉強時間はある程度確保できました。ただ、1日中勉強していると飽きてくるので、メリハリをつけることを特に意識していました。
 具体的には、アプリを使って勉強している時間を毎日記録し、机から離れたときやスマホを触っている時間は止めるようにしました。そうして厳密に計ったうえで、1日平均8時間は勉強するようにしました。
 また、土曜日は敢えて休日にし何もしない日を設けてリフレッシュしていました(日曜日は答練に出席していました)。
 勉強を開始した時から計画表を作り、試験日から逆算していつまでにどこまで勉強するというのを決めて学習を進めました。これにより、1日のうちにやらないといけない分がはっきりするので、集中して取り組めたと思います。

 

Q.わからない箇所があるときはどうしましたか?

 基本的にはテキストや講義動画を再度見直し、基本に立ち返ることを繰り返していましたが、それでも分からない時は答練の際に講師の方に質問していました。
 また、深すぎる論点や出題可能性が限りなく低い箇所等は敢えて深入りせず、他の部分に時間を割くようにしました。重要度に応じて学習の濃淡をつけることが重要であると思います。 

 

Q.モチベーションはどのように保っていましたか?

 私のモチベーションの源は前述の通り毎週の答練でした。ベストセレクト答練、実践答練(模試含む)、パーフェクトウィンを受講しましたが、毎回どんな問題が出てくるのかと楽しみにしていました。答練を受講する目的は、自分の弱点(理解が曖昧な箇所)を炙り出すことと、モチベーションの維持だと考えます。だらだらと長期間勉強していても自分の立ち位置が分からず、向上心も薄れていくと思いますが、答練の順位を見ることで自分の立ち位置が分かり、次はもっと上位を目指そうと向上心が生まれます。
 加えて、前述のアプリでは、自分以外に調査士の勉強をしている人の勉強時間も分かるため、皆も頑張っているんだから自分ももっと頑張ろうと、モチベーションの維持に繋がったと思います。 

 

Q.次の目標はありますか?

 試験後は補助者として事務所に勤務し、実務経験を積んでいますが、いつか土地家屋調査士として独立開業し、地元に貢献していきたいと考えています。