勉強法

参考書は3周したほうがいい! 「3周勉強法」とは?


参考書は3周したほうがいい! 「3周勉強法」とは?

「参考書をひと通り読んで、問題集もやったのになかなか知識が定着しない……」このような方は、3周勉強法という勉強法を試してみるといいかもしれません。
ここでは3周勉強法とはどのようなものかを説明するとともに、3周勉強法のやり方、ポイントについてもご紹介します。

 

京大生も実践している「3周勉強法」とは?

3周勉強法とは「参考書を3周に分けて読み込み、問題を解き、知識を深めていく」勉強法です。

多くの人は参考書を手にしたとき、1周目から「テキストを読んで、問題があれば解く」という勉強方式を取っています。しかしこの方法だと、参考書を読み終えるまでにとても時間がかかりますよね。
また、内容が難しいものになればなるほど勉強へのハードルが上がり、腰が重くなってしまうのです。

こうした勉強への取り組みにくさを取り払うとともに、知識の定着率をアップさせられるのが3周勉強法です。

1周目に全体像を把握してから2周目で問題を解いていくので、勉強への抵抗感がグッと減ります。結果的に勉強へのモチベーションが維持しやすくなるため、途中で勉強を投げ出してしまうのも防げるでしょう。

3周勉強法の具体的な方法やポイントは?

3周勉強法はどのようにしておこなうのでしょうか? 具体的なやり方やポイントをご紹介します。

1周目:参考書にざっと目を通していく

1周目は参考書の初めから終わりまでざっと読んでいきましょう。1周目の目的は勉強内容の「全体像」を掴むためなので、分からないところがあっても大丈夫です。

このとき、ページ数にマーカーで色を付けると後々便利です。ただし1色ではなく、初見で理解できたところと理解しきれていないところでマーカーの色を分けるのがポイントです。

2周目:問題を解いたり、内容を要約したりする

2周目も最初から読んでいきますが、今度は理解しきれなかったところを重点的に学習しましょう。1周目でひと通り目を通している効果で、内容が頭に入ってきやすくなっているのを実感できるはずです。
参考書の練習問題に挑戦するときは、横に問題の考え方や解き方を書き込んでおくとよいでしょう。

また、2周目でぜひおこないたいのが、内容を要約しておくこと。ページ数の横などに、そのページの学習内容の要約を書き込みましょう。自分の言葉でまとめながら書き込むことで、勉強した内容がより深く身に付きます。あとから見直したときにも、要約を読めば内容がすぐ理解できるので便利です。

3周目:不明点を理解できるよう再度読み進める

3周目までくると、読み始めのころよりもかなり知識が定着しているでしょう。しかし細かい部分までじっくり読むと、知識の抜け・漏れが浮かび上がってきます。問題集を併用しながら足りない知識を補いましょう。

重要な部分にはマーカーでラインを引く、わかりにくい言葉は調べて注釈を入れておく、といったカスタマイズをすると、試験前に見直し勉強をする際にも役立ちます。

1周するごとに理解が深まる! 3周勉強法で勉強効率アップ



参考書を使って勉強をする際、1度で内容を深く理解するのは大変です。また、なかなか学習が進まなくてモチベーションが続きにくくなる場合も多いでしょう。

しかし、3周勉強法なら1周目で全てを理解する必要がないので、心理的な負担が軽くなります。さらに、何度も目を通すことで内容を理解しやすくなるメリットも。

「勉強したことをすぐに忘れて、参考書を行ったり来たりしてしまう」という方は、ぜひ3周勉強法を試してみてくださいね。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。