
土地家屋調査士試験の出題には、数学の計算問題が含まれているため、この計算問題を不安だと感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、土地家屋調査士試験の計算問題の出題内容、そして数学に苦手意識を持たれている方に向けた対策ポイントや計算ミスの減らし方をご紹介していきます。
土地家屋調査士試験の計算問題とは
土地家屋調査士試験での数学の出題範囲は高校1年生レベルの数学が中心で、測量や作図に必要となる計算力が求められます。計算には関数電卓の三角関数や複素数モードを活用します。
具体的な出題範囲は、主に以下の4つです。
1.三角形の定理:三平方の定理(ピタゴラスの定理)、正弦定理・余弦定理、三角形の相似と面積比
2.三角関数:(sin、cos、tan)の活用、面積計算や角度・辺長の算出に使用
土地家屋調査士試験では多くの図形を扱いますが、とくに三角形の辺・角度を使う問題や三角形の相似を利用した面積比の計算が頻出されます。
実際の測量現場においても、複雑な地形を正確に効率的に把握するために三角形の定理や三角関数をよく利用します。
3.統計・確率:誤差率の評価、特定の土地形状の発生確率など
統計・確率は、土地の面積計算における誤差率の評価、特定の土地形状の発生確率の算定などで使用します。
4.内分点・外分点:線分の比率計算、境界点の位置決定に活用
内分点・外分点への理解は、土地境界の正確な決定に必要となります。
土地家屋調査士試験の計算問題対策のポイント
数学に苦手意識がある場合、まずは基礎固めのために中学レベルの復習からはじめるとよいでしょう。
具体的には、角度と距離の関係を理解するために必要な「三角関数(sin、cos、tan)」、XY座標の移動や距離の計算に必要な「座標計算」、三角形や多角形の面積の算出に必要な「面積計算」、方向と距離の把握に役立つ「ベクトルの考え方」の4つを復習するのがおすすめです。
公式を暗記したら、関数電卓や三角定規の使い方をマスターしましょう。関数電卓は計算問題を解く際の強力な味方となります。
関数電卓の使い方を習得したら、よく出る計算問題を繰り返し解いてみましょう。
計算ミスを防ぐコツ
土地家屋調査士試験において計算ミスを防ぐポイントは、以下の3点です。
・計算過程は決して省略せず、丁寧に書く。
・関数電卓の使い方はしっかりと覚えて、繰り返し慣れるまで使う。
・問題文の条件は、簡単な図にまとめて整理する。

土地家屋調査士試験に出題される計算問題についてご紹介しました。
試験では、出題条件からどの計算式を使用するのかを判断できれば、あとは数値を当てはめて計算します。
過去問を繰り返し解くなかで、次第に慣れて判断できるようにしていきましょう。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
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