勉強法

資格勉強でやっかいな「燃え尽き症候群」とは? 対策を知ろう


資格勉強でやっかいな「燃え尽き症候群」とは? 対策を知ろう

資格取得という目標に向かって、精一杯の努力をされる姿はとても素晴らしいものです。しかし、勉強を必死に頑張っている人の中には「ある日いきなりやる気の糸がぷっつりと切れて無気力になってしまった」というケースも……。この現象を「燃え尽き症候群」と呼びますが、なぜいきなり無気力になってしまうのでしょうか。
ここでは資格勉強で燃え尽き症候群になってしまう原因や症状、対策方法をご紹介します。

 

資格勉強で燃え尽き症候群になってしまう原因は?

「燃え尽き症候群」はうつ病の一種ともいわれており、本来は責任の重い職務(教師や医師、看護師など)に就いている人に多いとされています。しかし、職種に関係なく、学業など1つのことに全力投球している人に起こるケースも多々あるのです。
 
燃え尽き症候群の主な原因は「ストレス」だといわれています。高いモチベーションを保ちつつ勉強を続けていても、なんらかのきっかけで燃え尽き症候群になってしまうことは決して珍しくありません。
 
燃え尽き症候群になってしまった場合、メンタルには「無気力」「達成感・モチベーションの低下」といった影響が出ます。身体面にも「疲れやすく、寝つきが悪い」「頭痛」「食欲低下」などさまざまな影響が現れることがあります。
 
その結果、「資格勉強の途中なのにやる気が起きない」「勉強に集中できない」といった事態に発展してしまうのです。こうなると、勉強にも大きな支障が出てしまうでしょう。

資格勉強で燃え尽き症候群にならないための対策

資格勉強で燃え尽き症候群になるのを防ぐには、早期のセルフケアが効果的です。

資格勉強から一旦離れ、リフレッシュする

「資格勉強に対する意欲がどうしてもわかない」という場合は、資格勉強のことを忘れて趣味に没頭したり、運動で体を動かしたりするのがおすすめです。勉強で頭がいっぱいになっているのをリフレッシュできれば、再び勉強への意欲・集中力を取り戻せます。

信頼できる誰かに話を聞いてもらう

勉強のことで悩んでいるときは、誰かに話を聞いてもらうのもおすすめです。話すことで気持ちが整理でき、ストレスが軽減されます。

これまでの勉強方法を変えず、コツコツ積み上げる

そのほかのアドバイスとしては、勉強方法をコロコロ変えたり、勉強時間を増やしたりしないことが大切。
人には何か新しいことを習得したとき、「プラトー期」という停滞期に入ります。この時期は成長が実感しにくいのですが、その実脳内では記憶を引き出すための「ネットワーク」を構築しているのです。
 
つまり、停滞期は次に大きく伸びる時期(スパート期)への準備期間とも考えられます。この時期に焦って勉強方法を変えてしまうと、脳へ大きな負荷がかかり、燃え尽き症候群に陥ってしまう可能性も。
 
停滞期を抜けたいときは小さな目標を設け、それを達成する……というサイクルの繰り返しで、達成感を実感できるよう工夫してみましょう。

燃え尽き症候群予防には、セルフケアでストレス解消しよう!


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取得を目指している資格によっては、長期間の勉強が必要になるケースも多いでしょう。かといって資格勉強に根を詰めるあまり、燃え尽き症候群になってしまうのは考え物です。
 
資格試験を乗り越えるには、「勉強を継続すること」を目標にするのがおすすめ。ただしこれは「毎日休みなく資格勉強をする」ということではなく、長期的な目線での話です。時には息抜きをして勉強のストレス解消をするなど、セルフケアを怠らないようにしたいですね。

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東京法経学院

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