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土地家屋調査士の平均年齢は? 年齢制限はある?


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独立・開業を目指して資格を取得する方も多い土地家屋調査士。
土地家屋調査士として働く人は、個人事業主として働き定年退職がないことから、年齢層が高い傾向があると言われていますが、実際の年齢層はどのような状況なのでしょうか。
そこで今回は、土地家屋調査の平均年齢についてご紹介いたします。また、土地家屋調査は長く働くことができるのかどうか、年齢制限があるのかどうかについても、合わせてみていきましょう。

土地家屋調査士の平均年齢

既存の土地家屋調査士の年代は50~60代が多く、平均年齢は50代半ばとなっています。
個人事業主として働く土地家屋調査士は定年退職がないため、年齢層の幅は広くなっており、60代を過ぎ70代になっても働き続けているという方も少なくなく、全体の2割程度を占めています。
 
20代、30代の調査士もいるものの、数は少なく調査し全体の1割にも満たない状況で、30代の調査士は若手という印象を受けます。

土地家屋調査士の資格取得者の年齢は?

土地家屋調査の資格を新規合格者は30~40代が多く、合格者全体の80%近くにものぼります。
全体的にみて、20代で調査士の試験に挑戦する人は少なく、他の職種などを含めてある程度の職務経験を積み、30歳を過ぎてから土地家屋調査士を志望する方が多いのも特徴です。仕事を続けながら土地家屋調査の資格勉強をする方がほとんどのため、受験者全体の平均年齢も30~40代が多いのが特徴です。
 
そのような状況から、調査士事務所などによる土地家屋調査士の求人対象においても、30代〜40代を中心に募集することが多くなっているようです。

土地家屋調査士に年齢制限はある?

土地家屋調査の年齢層は幅広くなっており、経験者の場合は年齢よりも経験や経歴が重視され、資格を持った経験者であれば、求人においても年齢による制限が少ない傾向があります。
しかし、現在30代の働き手が少ないこともあり、特に未経験者では育成の余地がある30代を求めることが多くなっています。
土地家屋調査として経験があるのであれば40代過ぎてからの転職も可能ですが、土地家屋調査の資格を目指すなら、30代のうちに挑戦される方がよいかもしれません。
 
また、土地家屋調査は外回りの仕事を中心に体力を必要とする業務もあります。季節や天候に関係なく1日外で過ごすこともあるので、実際には体力面を考慮して70才前に辞める方も多いようです。


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土地家屋調査の平均年齢がどれくらいで年齢制限があるのかどうか、そして資格取得の適齢についてご紹介いたしました。土地家屋調査士として働く人は50~60代が多く、土地家屋調査の資格の新規合格者は30~40代が多くなっています。
他の職種に比べて、高めの年齢となってからの転職も可能ですが、資格取得を目指すなら30代などできるだけ早くチャレンジされることをおすすめいたします。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。