
資格試験の問題演習では、間違えた問題を復習する一方で、正解した問題はそのままにしてしまいがちです。
しかし、正解したからといって、必ずしも内容を十分に理解できているとは限りません。勘で選んだ問題や、二択までしか絞れなかった問題などは、次に出題されたときには間違える可能性があります。
この記事では、正解した問題のうち復習したほうがよいケースや、効率よく見直す方法を紹介します。
目次
正解した問題=理解できているとは限らない
問題演習では、最終的な答えが合っているかだけでなく、「なぜその答えを選んだのか」も重要です。
たとえば、選択肢を見て何となく正しそうだと判断した、消去法で残った選択肢を選んだものの根拠は曖昧だった、といった場合は、知識が十分に定着しているとは言い切れません。
正解した問題でも、あやふやな知識で迷った場合は見直すことが重要だとする学習法も紹介されています。
復習したほうがよい「正解問題」の特徴
正解した問題をすべて解き直す必要はありません。次のような問題を優先して復習すると効率的です。
・勘や消去法で正解した
・二つ以上の選択肢で迷った
・正解の根拠を説明できない
・知らない用語や曖昧な知識が選択肢に含まれていた
・時間をかけてようやく正解した
こうした問題は、次回も同じように正解できるとは限りません。特に選択式の試験では、たまたま答えが合っていても、ほかの選択肢について誤った理解をしている場合があります。
正解した問題を効率よく復習する方法

解答時に理解度も記録する
問題を解くときに、答えだけでなく自信度も記録しておくと、復習する問題を選びやすくなります。
たとえば、「確信を持って正解した=○」「迷ったが正解した=△」「不正解=×」など、自分なりの印を付けます。
復習するときは△と×を優先すれば、正解した問題をすべて見直すよりも時間を使いやすくなります。
正解の根拠を説明できるか確認する
迷って正解した問題は、答えを覚えているかではなく、「なぜその選択肢が正しいのか」を自分の言葉で説明できるか確認しましょう。
選択肢を隠した状態でも答えや考え方を説明できるか確かめる方法は、理解度を確認する手段の一つです。
説明できなければ、解説やテキストに戻り、根拠となる知識を確認します。
確実に解ける問題は復習頻度を下げる
何度解いても迷わず正解でき、根拠も説明できる問題まで毎回復習すると、学習時間を圧迫します。
確実に理解できている問題は復習頻度を下げ、その分を△や×の問題に使いましょう。
正解・不正解だけでなく理解度まで記録しておけば、「今の自分が優先して復習すべき問題」が見えやすくなります。
正解した問題も「理解度」で復習を判断しよう
資格試験の問題演習では、正解した問題をすべて復習する必要はありません。
大切なのは、答えが合っていたかではなく、その問題を自力で理解して解けたかどうかです。勘で正解した問題や根拠を説明できない問題には印を付け、間違えた問題とあわせて優先的に復習しましょう。
一方、確実に解ける問題は復習頻度を下げることで、限られた勉強時間を弱点の克服に使いやすくなります。
コラムの運営会社
株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。
詳細は、各サービスページをご確認ください。
土地家屋調査士試験、測量士・測量士補試験、司法書士試験、行政書士試験、公務員試験


