合格体験記|一肢一肢丁寧に|土地家屋調査士試験|東京法経学院





土地家屋調査士 合格体験記

一肢一肢丁寧に

体験記

柳田 英樹


 体験記

 択一が苦手な人がいるかと思います、記述式を速く正確に解答することはもちろん重要だとは思いますが、択一で高得点を取ることが合格への一番の近道であることがここ数年試験を受けてきて顕著に感じられた私の感想です。私は比較的択一が得意な方で、それほど苦手意識はありませんでした。そんな私の択一の勉強法を書きたいと思います。

 

 勉強を開始した初学者時代から一貫して過去問に取り組みました。最初のうちは法令別・項目別・条文別に問題が整理された合格データベースが最適であると思います。ただ正誤を判断するのではなく、誤りの場合どの部分が間違っているか、またどうすれば正しくなるかを常に頭の中で考え、時には口に出したりして問題を解いていました。このことが後の論述問題対策にもつながると思います。

 

 さてここからが私が一番言いたい事です。みなさんは答練の択一をどのように解いていますか?早く解こうとして消去法により肢を読み飛ばしたりはしていませんか?私も初学者時代はよく消去法により5つある肢のいくつかを飛ばし読みして解答しており成績がのびませんでした。もちろん本試験において択一をいかに早く解くかは重要なポイントであり、消去法により時間を短縮するのはテクニックの一つであることは事実です。しかし答練の段階では問題にある5つの肢を全部読み解答する癖をつけることをお勧めします。普段から5つの肢を読んで解答することにより文章を読み取りイメージする力、早く読む力が備わり、ひっかけ問題があった場合の違和感に気がつき、択一の解答のスピードアップと高得点につながってくると思います。普段から心がけていることは本試験でも必ずでます、逆に普段していない事を本試験でやろうとしてもそれはできないでしょう。答練の段階から5つの肢を全部読み解答する習慣をつけ、本試験に臨んでもらえれば必ず高得点につながると思います。

 

 この試験を受験している人の中には一年で合格する人もいれば、何回も受験して合格する人様々であるとは思います。私は後者の方なので受験生の大変さが痛いほどわかります、軽々しく「頑張ってください」などと言う気はございませんが、年に1回の暑い中での資格試験、多少の運も絡んできます。想定外の問題が出るかも知れませんが、最後まで自分を信じて突き進んでください。