合格者インタビュー|ユーモアがあり説明も簡潔で分かりやすい講義|行政書士試験|東京法経学院





行政書士 合格体験記・合格者インタビュー

ユーモアがあり説明も簡潔で分かりやすい講義

プロフィール合格者インタビュー

 プロフィール

中山 麻子さん

 


 合格者インタビュー

Q.試験を目指した理由・契機

 私は本業が事務員なのですが、将来に不安を覚え、仕事の合間に簿記等の事務系の資格をいくつか取得していました。次に何の資格を取ろう?と考えたとき、行政書士は個人で開業ができますし、事務員の仕事で人と接する中で、書類の作成・提出を面倒に思う人が多くいたことから、行政書士のような書類作成を代わってする仕事は、工夫が必要ではあるものの需要があると感じ、行政書士の資格取得に興味を持ちました。また、学生時代は理系で、法律の勉強になじみがなかったので、法律の勉強をしてみたい、という思いもありました。
 しかし、行政書士試験は以前親族が受験しているのを見ており、難しい試験であるというイメージがあったので、勉強だけして失敗しても嫌だ、と臆病にも一歩踏み出せずにいました。ですが、思いがけない新型コロナウィルス感染症の流行で家にこもる時間が増えたことから、せっかくの機会なので挑戦してみようと、受験を決めました。

 

Q.東京法経学院講座を受講しようと思ったきっかけ

 仕事と並行しての受験はどうしても満足な時間は取れないと思っていたので、効率良く学べる通信の学校を当初から決めていました。始めにインターネットで検索して、いくつか学校の候補をピックアップしました。価格(自分で無理なく支出できるか)・カリキュラム(多ければ良いというものではなく、無理なく消化できてかつ初学者でも合格できるだけの力が付く内容かどうか)・自分に合っているか(先生の講義が自分に合うか、学習スタイルについて)の3点から検討しました。
 価格について気になったのが返金制度です。返金制度を設けている学校がいくつかあり、気になって見ていたのですが、条件をよく読むと学校の誠実さだったり、講座内容の自信の程が予想できるので参考になりました。カリキュラムに関して、初学者でも合格できる力がつくかどうかは、合格実績を公開している学校はその実績を参考にしました。講義が自分に合っているかについては、サンプル動画を見て先生の話が耳に入りやすいかどうか、話すスピード、トーン、内容が簡潔で要点がわかりやすいか等を見ました。学習スタイルについては、スマホ学習ができる、テキストがカラー、テキストをpdfでダウンロードできる、動画はダウンロード方式かネット上のマイページから見る方式か、等各校様々な特色がありました。私の場合、好みの問題でスマホ学習は必要なく、テキストはカラーだと自分の書き込みが見にくくなってしまうので白黒の方が良い、動画は引っ越しの予定があり、ネット環境がなくなる期間があったためまとめて予めダウンロードできた方が良い、ということで貴校のスタイルが私に合っていました。
 検討の結果、3点とも自分と合っていると感じた貴校の新・最短合格講座に申し込むことに決めました。

 

Q.学習するうえで工夫したこと

 @インプットについて
 講義内で寺本先生が優先度を教えてくださるので、優先度の高いものや覚えるよう言われた箇所は必ず覚えて抜けがないようにしました。ペンの色を分けて優先度を記入し、貼ってはがせる付箋を優先度ごとに色を分けて貼り、覚えているかどうかをチェックしました。覚えていたら付箋をはがし、忘れていたら貼ったままにする、を繰り返しました。ある程度付箋がはがれたらもう一度全てをチェックして忘れたら付箋を貼りなおし、チェックする作業に戻ります。行政法は体系付けて理解すればおおむね覚えられるのですが、民法は場面によって細かく覚える必要がある場合があるので、このやり方が特に役立ちました。出かける際はテキスト1冊を持ち出して出先でも取り組みました。
 また、寺本先生の補足説明や行政書士に関する役立ち情報が面白く、記憶に残りやすかったので、「前後はこうで、この講義の流れでこの話が出てきたんだったな」、と芋づる式で覚えることができました。  民法は単元が細かく多いので、フイルムの付箋でインデックスを作り、すぐに見たいところを見られるようにしておきました。これは時間の節約になったと思います。
 条文学習は、家事をしている間や運転中にyoutubeの条文の読み上げ動画を再生して聞くほか、講義内で寺本先生から覚えるべきと言われたところを覚えました。関係する条文をすべて覚えておくとだいぶ有利になっただろうと今なら思うのですが、時間が足りずそこまで手が回りませんでした。
 時事問題は、講義の中で話題になったものや、答練、模試等で出てきたテーマをインターネットで検索して調べました。法令科目ほど覚えることに力を入れず、この話見たことあるな、程度でした。時事問題以外の政治・経済・社会は講義内容のほか、インターネットで語呂合わせを調べてなるべく労力をかけずに覚えることを心掛けました。
  Aアウトプットについて  学習に取れる時間が少ないのは初めから分かっていたので、時間の節約のために、1つの講義動画を視聴し終わったら忘れないうちに問題演習を行い、すぐに記憶の定着ができるようにしました。問題演習は教材としていただいた過去問・答練・模試の問題に取り組みました。市販品もやった方が良いのか考えたこともあったのですが、時間のなさから手を出せず、結果的に必要ありませんでした。貴校の教材内の問題で十分でした。問題演習は、過去問を3回〜5回、答練の問題を2回以上繰り返しました。早い段階で正解の肢番号だけ覚えてしまうので、すべての肢でなぜ×か、なぜ○か理由が説明できるようになるまで繰り返しました。
 問題演習は繰り返し重視の地道な作業なので、当初は疲労し、飽きて一度中断すると罪悪感を持ちながらも再開しない、という悪循環に陥ってしまいました。そこで、スマホアプリで勉強時間タイマーをしてくれるものがあったので、自分のペース(私は勉強40分休憩20分の繰り返し。)を見つけて、それに合わせてタイマーを設定し、休憩中は勉強道具に触らないようにしました。このように自分の集中が続くペースを見つけ、それに合わせて勉強した方が、勉強時間は短くても頭に入ると思います。本番は3時間ですが、模試で時間間隔に慣れることができるので、この40分20分サイクルでも問題ありませんでした。
 記述問題は、夏を過ぎても一言も書けない状態でしたので焦りました。特に民法は、同じことを聞かれても択一問題なら分かるのに記述式で問われるととたんに言葉が出てこなくなり、これまでの勉強の詰めの甘さを感じました。この時点で時間の余裕がなくなってきたため、とりあえず答練の記述問題と記述解法マスター講座の解説動画を視聴し、回答を覚え、同じ問題は回答できるようにしました。続けていくと、テキストで覚えたことと回答すべき内容が関連付けられるようになり、全く言葉が出てこない、ということがなくなってきました。民法記述は状況を整理しないと書きようがないので、テキスト内のどこの何が問われているのかが出てくるよう図を書いて候補を挙げて考える、という手法になりました。また、記述の演習では文字数を数えるのが簡単かつ時間短縮になるのでwordに回答を記入して演習しました。記述演習の時間が足りていないこと、当初から漢字のミスがなく答練でも字が読まれないほど汚いということがなかったので改めて意識する必要がないと判断したため、この方法で演習をしました。時間の短縮になりましたが、慣れのためにも手書きで演習した方が良いと思います。
B全体を通して  私のスタイルは「勉強量よりも効率重視!時間が少なくても集中力でカバー!」でした。
 勉強計画は取り組む前にざっくり考えましたが、時間の取れる時期と取れない時期が不定期に来たので、その都度変えました。始めに立てた計画に固執して無理をしても、疲れてしまって続けられなくなる方が困ると思い、進捗が遅れても、答練の結果が良くなくても、焦らず計画を修正し、勉強方法をどう変えれば合格に近づけるかを考えて取り組みました。また、集中するためにいつでも精神的に安定した状態で勉強に取り組めるよう気を付けていました。試験を不安に思ったり、仕事関係でイライラして集中が切れてきたら思い切って中断し、お笑い動画を見たり、睡眠を長くとったりしました。すると、また勉強のやる気が戻り、集中力が増します。精神的に不安定な状態で勉強を続けても、覚えた箇所はすぐ忘れてしまっていて、良いことはありませんでした。結果的に計画は押しに押して、講義視聴が7月に終わり、その後要点の再インプットと問題演習を並行して行い、記述対策をまともに始めたのは9月頃でした。進捗は遅れていましたが、上記の点に気を付けて、諦めないで常に今できる勉強の効率良く行うことに集中し、試験まで落ち着いていられたことが良い結果につながったと思います。

 

Q.受講講座を受けての感想、良かった点はどんな点ですか?

 寺本先生はユーモアがあり、説明も簡潔で分かりやすかったので、最後まで楽しんで講義を聞くことができました。重要事項をランク付けし、覚える事項にメリハリをつけてもらえたのもありがたかったです。また、先生作成の補足レジュメがわかりやすく、問題演習の際見返すことで理解が進みました。
 いただいた教材は、多すぎず少なすぎず、ちょうど良い分量で、真面目に取り組むことで効率良く合格するための力を十分に付けることができました。正直、私はトータルの勉強時間が他の合格者よりも少なめだったと思うのですが、それでも合格できたのは、貴校のカリキュラムが優れていたからだと思います。貴校の講座と出会うことができて本当に良かったです。

 

Q.学習時間はどのように作っていましたか?

 平日は毎朝5時に起きて出勤前の1.5時間〜2時間を確保しました。夜は疲れて勉強をしなくても朝に勉強はしているので、全く勉強しない日がなく、継続できました。また、仕事の昼休みは1時間とれるので、貴重な時間として問題演習に取り組みました。自転車通勤だったので、覚えることを自宅を出る前に確認し、自転車をこぎながら唱え、インプットしました。一人暮らしなので、家事をしなければなりませんでしたが、食事は簡単なものを作るか実家で食べさせてもらい、洗濯・掃除はたまる前に少しずつやって、後からまとめてやることにならないようにしました。家事が終わってから就寝までは夜の勉強をしました。
 直前期は、上司に事情を話して仕事に支障のない範囲で有給休暇を取得し、勉強時間に充てました。勉強時間は限られているものと思っていたので時間をかけずに短時間集中型で勉強するよう心掛けました。そのために日常でストレスをためないようにする・運動は適度にする等、心身の健康の良い状態で勉強できるよう気を遣いました。

 

Q.わからない箇所があるときはどうしましたか?

 基本的に、何でも「そういうものである」と割り切って覚えているので、わからない箇所はあまりありませんでしたが、どうしても納得いかない・わかったつもりでも問題になると解けないとき等は、動画の該当部分を繰り返し見たり、インターネットで検索して、自分にあった解説を探しました。個人的には、法令用語の「その他の」「その他」の違いがなかなか覚えられませんでしたが、インターネットで見た解説で解けるようになりました。他の覚えにくいものも語呂合わせを調べて覚えるようにしました
 また、わかったつもりでも問題になると解けないものは細かい違いがわかっていないことが多かったため、自分の言葉でまとめノートを作成しました。例えば執行停止の行政不服法と行政事件訴訟法での違いを比較してまとめました。覚えようと意識してなくても、一度、自分の言葉でわかりやすく説明しようと考えながらノートを書くことで、頭の中で整理されて記憶に残ります。当初は、まとめノートの作成は時間がかかるのでしないつもりだったのですが、何回も同じところでつまづくようなら1回ノートにまとめて頭に残した方が、短時間で覚えられることがわかったので活用しました。

 

Q.モチベーションはどのように保っていましたか?

 仕事で心身が疲れたときは潔く勉強しませんでした。無理して勉強しても頭に入りません。また、生活に1つの資格の勉強が組み込まれた生活を何年も続けられないと感じていたので、1年で終わらせると決めて集中しました。貴校のお祝い返金制度もモチベーションアップに大いに貢献しました。

 

Q.次の目標はありますか?

 今まで仕事の合間に事務系資格を複数取得しました。それは目標を定めた勉強が好きだったからというのもありますが、今の自分の能力に自信がないからそのままの自分を肯定できず、この資格を取れば人から求められる?あの資格を取れば仕事にあぶれない?とあれこれネガティブな模索をしていたからでもありました。
 この1年間、貴校の講座を通して行政書士の勉強をしている間、仕事・私生活の両方に大きな変化がありました。勉強時間が満足に取れない時期もあり、特に答練〜模試までの5月から9月までは、カリキュラムについていけず、後追いでなんとか答案の提出に間に合ったり間に合わなかったり・・・ということもありました。このように環境が変わり、かつ時間の取れない中でも1つの資格勉強を続け、合格することができたのは、私にとって大きな自信をもたらしました。
 次は、資格から少し離れて、もともと好きでしたが自信がなくてやっていなかった専門分野の勉強をしたいと思っています。今回の合格がなければ、自信がない、で取り組まないままだったと思います。それ位今回の行政書士試験の合格は私に大きな自信になりました。もちろんタイミングを見て行政書士として開業することも1つの選択肢として考えています。
 最後になりますが、寺本先生をはじめ東京法経学院の皆さまに心より御礼申し上げます。この1年間、貴校のおかげで効率よく、大変ながらも楽しく勉強を続けることができましたし、最後に合格という嬉しい結果も得られました。今後の貴校のますますのご発展を祈念し、結びとさせていただきます。