
司法書士試験の際には、いくつか重要な注意点があります。
特に初めて司法書士試験を受験するという方は、受験申込手続きの際や、試験当日での失敗など、試験勉強の内容以外の部分でのミスを防ぐため、注意事項をしっかりと確認しておきたいものです。
そこで今回は、司法書士試験の申込時の注意点、そして試験当日の注意点に絞ってご紹介いたします。
ミスの落とし穴にはまらないよう、しっかりとチェックしておきましょう。
受験申込時の注意点
司法書士試験(筆記試験)は、例年7月に年に1度実施されていますが、受験に際して忘れてはならないのが受験申込み申請です。
申込を指定期間内に行わなければ受験することができず、インターネットでの申込は不可で、願書は紙で提出する必要があるので注意しましょう。
申込の際には、まずは司法書士試験専用の願書を入手しなければなりません。願書は、法務局・地方法務局の総務課窓口へ出向いて直接受け取るか、または郵送で請求します。
窓口に出向く場合は、あらかじめ窓口が開いている時間を確認しましょう。支局・出張所では配布されていないので注意しましょう。
受験案内書に受験申請の方法や申請期限のほか、試験の詳細が記載されているので、必ず一読しましょう。
受験申請書は、1枚の用紙で(1)と(2)に分かれているので、それぞれに記入します。氏名や生年月日は戸通りに正確に記入します。不備がある場合は返却の可能性もありますので注意が必要です。
申請書の他に、顔写真と収入印紙を用意しますが、顔写真のサイズは「縦4.5cm×横3.5cm」と決まっており、無帽かつ正面から上半身を映した背景のない写真(提出日前6か月以内に撮影)が指定されています。
収入印紙は受験手数料8000円分を法務局や郵便局で購入し、申請書の所定欄へ貼り付けます。
申請書を郵送で提出する場合は、封筒に「司法書士受験」と朱書きして、書留郵便で送付します。
受験票返送用の封筒(切手貼付)も忘れずに同封しましょう。
司法書士試験は年に一度きりなので、受験申込に不備のないように受験案内書をよく読み、早めに手続きを済ませることが大切です。
試験当日の注意点

試験当日は、持ち込み不可の物を持ち込んでしまわないようにしましょう。
ここでは、知らないとつい持ち込んでしまうものをご紹介します。
・時計・ストップウォッチ以外の電子機器
スマートフォンなどの通信機器の電源が入っていると、不正受験となるため注意しましょう。
鞄の中にしまう時は、必ず電源を切ったことを確認しましょう。
・六法・参考図書
大学の学部試験などとは異なり、六法及びその他の参考図書の使用は不正行為とみなされるので、試験前に鞄の中にしまいましょう。
・耳栓
試験中の耳栓は禁止されています。
知らずに持ち込んでしまうと、受験が認められないこともあるので注意しましょう。
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