勉強法

資格勉強期間でもお酒が飲みたい! 気を付けるべきポイントは?


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資格勉強中は、飲酒を控えているという人も多いのではないでしょうか?
いっぽうで、資格勉強中の息抜きのためにお酒は欠かせない、という人もいるかもしれません。
 
そこで今回、お酒が資格勉強へ及ぼすメリット・デメリットについてご紹介いたします。あわせて、資格勉強中の飲酒で注意したいポイントについてもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

お酒が資格勉強に及ぼすメリット・デメリット

資格勉強中の飲酒によるメリット

資格勉強中の飲酒によるメリットは、まずはストレス発散効果が挙げられるでしょう。
特にお酒が好きな人にとって、資格勉強のストレスに加えて禁酒をすることでストレスが倍増します。そういったストレスを解消させる効果があります。
 
そのほかにも、お酒は血行を促進してくれる効果もあります。机に向かっての勉強が続くと、どうしても脳の血流が低下してしまいます。勉強のパフォーマンスを上げるには、脳の血流アップによる酸素と栄養素の供給が欠かせませんが、飲酒によって脳の血流を回復させることができると言われています。
ある調査によると、お酒を飲むことで記憶の定着を促すという結果があるようです。詳しい事は解明されていないものの、勉強してからの適量の晩酌なら、記憶の定着にはいいという考えもあるようです。

資格勉強中の飲酒によるデメリット

アルコールが体内で分解されることであらわれる「アセドアルデヒド」という成分は、眠りを浅くしてしまうと言われています。睡眠専門医や心理療法士によると、アルコール摂取によって睡眠の質が低下することが提唱されています。そのため、お酒を飲んだ日の翌日は、頭がすっきりせず集中力が落ちると言われています。
また、睡眠周期の乱れは、短期記憶を長期記憶として定着させる記憶の整理がうまく行なわれず、記憶力が低下するとも言われています。
 
また、お酒が依存のリスクがあります。特に、お酒を飲むことで資格勉強によるストレス発散の効果を感じている人は、ストレスや試験への不安が高まるにつれ、お酒への依存傾向が強くなり、ストレスを感じるたびにお酒を頼るようになりがちです。飲酒量が増えて依存症になってしまうと、脳の機能も低下するので資格勉強どころではなくなってしまうでしょう。

資格勉強中の飲酒で注意したいポイント

1.お酒の量と頻度に注意
資格勉強中の飲酒によるデメリットを最小限に抑えるためには、お酒を飲む量や頻度への注意が大切です。
厚生労働省が発表している成人男性における純アルコール1日の摂取量は20g程度まで(ビールの場合中瓶1本)が適切だといわれています。
また、アルコール依存症にならないために、お酒を毎日の飲むのではなく、2~3日おきに休肝日を設けるようにしましょう。
 
2.就寝前の飲酒に注意
お酒を飲む日においても、寝る直前の飲酒は避けましょう。アルコールの血中濃度が高い状態で寝てしまうと、睡眠の質が低下します。できれば就寝時間の3時間前までには飲み終わるようにしたいものです。


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お酒が資格勉強に及ぼすメリット・デメリット、資格勉強中の飲酒の注意点についてご紹介しました。
お酒は資格勉強に悪影響を及ぼす要素があるので、資格勉強中はアルコールによるパフォーマンス低下はできるだけ防ぎたいものです。
いっぽうで、飲酒について資格勉強を目標通りこなせた場合のご褒美にすれば、資格勉強のモチベーションもアップにもなるでしょう。お酒によるデメリットに注意しつつ、メリットを活かして取り入れるようにするのもよいかもしれません。

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東京法経学院

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