令和2年度 土地家屋調査士筆記試験の解答のポイント等及び合格ラインの予想|東京法経学院





令和2年度 土地家屋調査士筆記試験(午後の部)

令和2年度 土地家屋調査士筆記試験の
 解答のポイント等及び合格ラインの予想&択一式・記述式検討会 収録映像

本年度の択一式問題の印象本年度の記述式問題の印象2021年度 土地家屋調査士 合格講座パックプラン

 本試験を受験された皆様お疲れさまでございました。本学院専任講師による令和2年度土地家屋調査士筆記試験の講評です。→ 解答速報 とあわせてご活用ください。


令和2年度 土地家屋調査士筆記試験(午後の部) 択一式・記述式検討会(2020.10.25 in東京校)


本年度の択一式問題の印象

本年度の択一式問題の印象

東京法経学院専任講師 内堀博夫

 

 本年度の択一式問題の出題科目と出題数は、例年どおりである。民法については、例年どおり、司法試験及び司法書士試験における既出の問題が散見される。不動産登記法については、総則からの出題は少なく、各論(土地、建物、区分建物)からの出題が多かった。合否を分ける問題(難易度Cの問題)は、第1問(権利能力なき社団)、第2問(不動産の取得時効)、第4問(調査士の代理権の範囲〜ウとエ:調査士は登記識別情報の暗号化又は復号に関する権限が必要である。)、第5問(法定相続情報一覧図〜ウ:申請意思の確認のための印鑑証明書とは異なり、相続があったという過去の事実を証明する書面には有効期間を設ける必要がない。何年たっても過去の事実は変わらないからである。エ:そもそも廃除された推定相続人は記載されていない。つまり、同順位の相続人でないことは明らかである。)、第18問(筆界特定〜エ:筆界特定の申請人には、手続保障として意見又は資料の提出が認められている(考慮される)だけである。筆界特定は、筆界調査委員の意見を踏まえ、各種の事情を総合的考慮して行われる。)、第20問(土地家屋調査士及び土地家屋調査士法人〜イ:清算人を調査士に限定したのは、調査士法人が既に受任している事件の事務処理は、調査士によって行われなければならず、清算人がその業務遂行に当たるからである。)の6問である。
<注>詳細な解説は、「不動産法律セミナー」にて掲載します。
 本試験当日発表した難易度は、問題内容に関するものであり、組合せ形式の問題における正解番号の選び易さを表すものではない。本年度は、16問以上の正解であれば、記述式問題の得点によっては期待ができると考える。


本年度の記述式問題の印象

本年度の記述式問題の印象

東京法経学院専任講師 山井由典

 

 令和2年度の記述式問題の出題科目と出題数は、土地が1問、建物が1問の計2問であり、この点については、例年と同様であって何ら変更はない。
 土地の問題は,被相続人名義の2筆の土地上に、相続人名義の建物と相続人名義の建物が数棟所在している場合に、その建物の所在する区画の敷地ごとに登記記録上1筆の土地とするためにする土地の分合筆の登記の申請書及び地積測量図の作成に関する問題である。問題文の最初の方に、筆界が不明との記述があるが、立会いの結果それが判明していることから、合筆の登記をした後、分筆の登記を申請すべきではない。もっとも登記の申請は一の申請情報でするのであるから、この点からも登記の目的は分合筆の登記であることが分かるであろう。いわゆる文書問題に関しては、登記識別情報の作成の単位及び不動産の表示に関する登記の申請において登記識別情報の提供を要する場合の理解が問われたが、規則の条文によく目を通していれば、容易に解答することができよう。測量計算は、平行移動による座標変換と分合筆後の土地の面積が一定となるように分筆点の計算(面積分割計算)をするものであった。分筆して合筆する部分が長方形となることに気が付けば悩むところもなかったと思われる。ただし、問題では、登記後の登記記録上の地積ではなく、座標値による面積(実測面積)を基準としなければならないことを読み落としてはならない。
 建物の問題は、建物の滅失の登記の申請書と建物の表題登記の申請書及び建物図面等の作成という複数の申請に関するするものであった。文章問題は、えい行移転と解体移転の場合の申請義務の有無と登記手続の概要に関するものであるが、過去の択一問題でも度々問われている箇所であり、取りこぼしは許されないだろう。特にえい行移転の方は、同一敷地上で施工されるから、申請義務は生じない点がポイントとなる。床面積は、柱の外側が壁構造であることから、壁の中心線を基準としなければならない。
 今年の記述式の足切点は、昨年の33.0点よりも数点上がるのではないかと予想する。したがって合格ラインに到達するためには、38.0点(76%)程度以上の得点が欲しいところである。


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