幾度失敗しても克服し続けて勝ち取った合格|合格体験記|行政書士試験|東京法経学院





行政書士 合格体験記

幾度失敗しても克服し続けて勝ち取った合格

体験記

永渕 美夏さん

 


体験記

 私は令和元年度の行政書士の試験に合格しました。52歳、 3 回目の挑戦でした。ご指導戴いた寺本先生はじめ、笠原先生、東京法経学院のスタッフの皆さまには心から感謝申し上げます。

 受験のきっかけは、日頃から業務の中で開発行為や農地転用など許認可ごとに携わっていることから、行政への理解を深めたいと思ったこと、また、会社勤めを終えた後はこの行政書士の資格を生かして仕事をしていきたいと、今後の人生の目標を立てたことです。50歳での最初の挑戦は自分でも不安でしたが「始めることから始めよう!」と決意し、講義内容を通勤中や車での移動の時に聞けるようダウンロードコースを選び東京法経学院の初学者向け通信教育「最短合格講座」に申し込みをしました。宅建士の受験勉強の時も通勤中・車移動中にメディアで講義を繰り返し聞くという方法を取り入れていましたが、これがかなり効果的だったので今回もこれを取り入れることにしました。

 

● 1 年目の目標と結果、反省

 「絶対 1 年目で合格する!」を目標に掲げ、特に対策という対策は取らず、とにかく知識を詰め込むことに励みました。テキストを読み込み、科目別答練の問題を何回も解き、分からないところ、間違ったところを繰り返しテキストと照らし合わせながら、とにもかくにも頭の中に詰め込む作業をくり返し行いました。あらゆる面で年齢との戦いだから反復しながら覚えるのが一番いいと思っていたからです。自分の得意不得意を踏まえた上で科目別に対策を練ることもなく、自分の苦手分野の克服努力もせず、ただ一生懸命詰め込むことに励み、また行政書士試験の全体像を理解しないまま勉強に取り掛かったのは本当に大失敗でした。

 ですから、これから試験勉強に取り組もうとしている皆さんには是非、勉強に取り掛かる前に、まず、東京法経学院のホームページ等信用できる情報元から試験の概要は勿論、各科目別の問題の内容、配点の仕組み、近年の傾向等々の情報を収集し「敵を知る」時間を取り、一度全体的に学習を行い、その上で、得意分野でのミス防止策についてと苦手分野の克服方法、この二つの問題について、きちんと向き作あう時間を取るようお勧めします。まずは自分の外側と内側にいる「敵を知る」ことから始めると良いと思います。私は何も考えずがむしゃらに頑張ってしまった結果、挑戦 1 年目は158点で不合格でした。

 

● 2 年目の目標と結果、反省

 勉強を続けるという気持ちを途切れさせないためには、常に勉強しなければならない環境に自分をおいてしまうことが一番良いとうことはこれまでに実感済みでしたので、 2 年目は行政書士フルパックコースに申し込みをしました。フルパックコースなら年間スケジュールも初めから組まれていて、 2 月からびっしり講座の予定が入っていて、お金を払った以上嫌でも勉強せざるを得ません。おかげで気持ちが途切れることなく常に勉強に取り組むことができました。そして、 1 年目の反省を受けて次のことに意識して勉強に取り組みました。

 1 つ目は、「得意不得意ときちんと向き合うこと」です。私は、行政法については 1 年目からわりと得意でしたので、 2 年目は取りこぼしをしないための工夫をきちんとしようと決めました。その為にとった方法は、テキストや六法を読むときは勿論、答練や模擬試験等の問題文を読むときも必ず「場面」をイメージするということです。「これはテキストのあの図に載っていたあの部分の場面」とか、「あの類型で訴訟提起したときの場面」とか、具体的に場面をイメージし一度頭の中に描くことを意識しました。これをするために大幅に時間を割かれることはなく、かえってイメージを起こした分、すんなりと問題文が頭の中に入ってきて効果的だったと思います。

 そして、苦手分野ときちんと向き合うということですが、この点について私の場合は憲法と記述で、特に記述は初めから何故か苦手の意識だけはちゃんとあり、対策を取るということを避けてしまっていました。知っているフレーズをかき集め繋げて、行き当たりばったりで何とか回答にしようと頑張っていた結果、本試験では60点満点中10点台そこそこで、これは本当に猛省しました。そして、取った対策は『行政法も民法も「記述の回答は択一にあり」』という寺本先生の言葉を常に意識するということでした。具体的には、行政法も民法も択一の問題を読み進めるとき一つ一つの肢を「これを書かされるかもしれない」と意識して読み、何ならこの肢を読むことで暗記作業の回数を稼ぐというくらいの意気込みで、です。私は記述については論点ズレもよく犯していましたが、この点においても正しく場面をイメージするというひと手間はとても効果的でした。記述対策は「択一知識の定着」、これに尽きると思います。

 

 二つ目、「わからないことをそのままにしない」。 1 年目、私は「分からない、何だか引っかかる、何だかしっくりこない」に蓋をしてしまっていました。わからないままでも正解にたどり着くことがあったからです。
 しかし、特に民法はまぐれで正解できても違う切り口で問題を出された時には太刀打ちできませんでした。ここは避けてはいけないと腹をくくり、同じテーマでも違う視点から出された問題をいくつも解き、どの角度から問題がきても対応できる引き出しを増やしておくという対策を取ることにしました。初めは頭が混乱しましたが、結果的には、難しい問題が出てきても引き出しが増えていた分対応できる問題も増えました。そして、質問票を活用して質問も積極的にするようにしました。これで回答を戴くと、もやもやが晴れスッキリ。また、いつもタブレットの向こう側にいる寺本先生が直に回答してくださり「よし、頑張るぞ!」と、ますます勉強に意欲が湧いたりもしました。「わからないことをそのままにしない」、は大事です。

 民法については、図解も大切です。問題の中に登場人物が複数人出てきたら頭が混乱してしまうので必ず図を書くのですが、できるだけ大き目にすっきり書くよう、また正解が逆にならないよう矢印の向きに細心の注意を払うよう心がけました。しかし、試験勉強 2 年目、私は大きなミスを犯してしまっていました。一般知識です。一般知識対策への意識が薄かったのです。前年の記述対策と同様、心のどこかに「出たとこ勝負、何とかなる」とタカを括っていたところがありました。結果、 2 年目の本試験は一般知識が20点で足切りにあってしまいました。とても、とても悔しかったです。

 

● 3 年目の目標と取り組み、そして結果

 2 年目の自己採点の結果、不合格は間違いないと分かり試験を終えてすぐ再度フルパックコースを申し込みました。勉強方法は 2 年目のやり方でいいのではないか、また、知識は随分固まってきたので今年はその知識をきちんと定着させ、答練や模試で本試験での合格ラインをクリアしつつ安定して得点を取るよう頑張り、その調子を維持したまま本試験に臨む、ということに目標を置きました。

 そして、 1 、 2 年目とは別の細かいところに気を付けるようにしました。

 一点目、問題文を正しく読むまたは読み飛ばさない。結構これはやってしまっていて、主語や途中の用語を別の言葉に読み違えていたりまたは大切な部分を読み飛ばしたり。これは本当に結構やってしまっていましたので、絶対に無くそうと心がけました。

 二点目、うっかりミスを無くす。過去 2 年の答練でも模試でも本試験でも○×反対にして回答している問題が必ず 1 問はあったのです。これを防ぐ対策として、問題文の中にある「正しい」や「誤っている」に印をつけ、余白に大きく○または×と書く、そして試験の最後に全問確認のための時間を設け、「○を回答する、○と余白に書いている、○はどれ」と、チェックする。笠原先生が講義中に教えてくださったこの方法を実践し、実際これで令和元年の試験は 1 問助かりました。

 三点目、時間配分を意識して模試を受けること。私の場合、本試験での時間配分は、まず、一般法理論・憲法・行政法・多肢選択・記述を解き目標はこの 5 科目で80分、次に一般知識を40分、その次に民法・商法で50分、解答チェック10分と時間設定し模試で実践しました。実際には目標通りにはいきませんでしたが、その時々のぺース配分の目安にはなります。また、分からない問題に時間を割かないよう心がけました。試験は時間との闘いですから割り切る勇気も必要です。

 そして何より、前年の反省から、一般知識の対策として、常に情報収集のためのアンテナを張っておくよう心掛けました。空いた時間に一般常識の問題を出しているサイトをチェックしたり、テレビニュースをできるだけ見るようにし、気になるワードはチェック、関連した判例があるか調べあればそこまでチェックする、ということを常に意識し実践ました。そして、これは自分でも本当にびっくりしたのですが、令和元年度の問題にNHKの判例が出ていました。実は試験の 2 か月くらい前に「今年はNHKから国民を守る党が話題になったな」と思いまさにあの問題の判例の、あの部分をバッチリ確認していました。今回は一般知識ではありませんでしたが、どこでどう救われるかわかりません。日頃から勉強の隙間で色んな方向にアンテナを張っておく、これはすごく大切だと思います。

 

 3 年目の勉強は、とにかく知識の定着という意識で取り組むことと、効率よく勉強することを心がけました。勉強をする時間帯も変更し朝早めに起床し勉強して出勤する生活パターンにしました。朝方勉強した流れでそのまま仕事に向かったので、体がスムーズに動き寝不足や体の負担をあまり感じることなく効率良く勉強を続けられ、変更して正解だったなと思います。


 令和元年度の試験を終え、東京法経学院の速報で自己採点した結果、択一と一般知識合計で150点は堅く取れている、あとは記述次第、という感じでハラハラしながら約 2 か月半を過ごしました。合格発表当日、その日は仕事も忙しく、行政書士研究センターのサイトを見たのは昼の12時半頃でした。恐る恐る都道府県別の合格者PDFを開いたら、我が佐賀県の合格者数が少ない。ダメかと思い番号を読んでいくと、私の番号が・・・ある。何回も何回も番号を確認しましたが、やはり、私の番号が、ある。驚きで頭は真っ白、しばらくしてやっと合格したと実感が湧いてきました。試験データを見てみると佐賀県の合格率はたったの6.5パーセント、この中に私がいると思うと本当に奇跡でも起きたのかと思い感激で居ても立ってもいらず、すぐに学院に合格の報告電話を入れ、電話に出てくださった方に大変労って頂きました。有難うございました。

 合格発表の二日後、合否通知書が届き、択一144点、多肢選択18点、記述56点、合計218点。頑張って取り組んだ記述が56点と、模試でも取ったことのない点数をたたき出していてびっくりしました(没問題がありましたので、ここに 4 点加算されているのかもしれませんが)。

 

 改めまして、この度は行政書士受験勉強に際し、 3 年間もサポートしてくださった東京法経学院のスタッフの皆さま、寺本先生、笠原先生、おかげさまで合格できました。本当にありがとうございました。色々ご指導いただき心から感謝しております。今後は行政書士の登録をし、謙虚な気持ちで仕事に取り組んでいこうと思います。最後になりましたが、東京法経学院のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。