皆さんは勉強をするとき、どんな方法を思い浮かべますか? 多くの人は「紙とペンとテキストがないと勉強できない」と考えるはずです。しかし実際には、一切道具を使わずに勉強する方法もあります。
ここでは道具を使わない「手ぶら勉強法」について、具体的な効果や方法などをご紹介します。
目次
手ぶら勉強法にはメリットが多い!?
手ぶら勉強法は、文字通り道具を使わず(もしくはごく限られた道具のみで)勉強をすることです。
その方法は、おもに「何らかの方法でアウトプットをする」というシンプルなもの。実は、テキストを読んで得た知識は、アウトプットをしないと定着するのに時間がかかるといわれているのです。
手ぶら勉強法を利用し学んだ内容を頭の中に思い浮かべて解答したり、他の人に説明したりすれば、インプットした内容が整理されていき、記憶に定着しやすくなりますよ。
手ぶら勉強法のやり方やポイントは?
手ぶら勉強法と一口にいっても、その方法はさまざま。以下の例を参考にしながら、自分なりの“手ぶら勉強法”を考えてみましょう。
歩きながら昨日勉強した内容を思い出し、まとめてみる
散歩中や通勤中は視覚や聴覚、嗅覚などに刺激を受けるため、手ぶら勉強法に最適です。
体を動かしながら、昨日に学んだことを順番に思い出し、頭の中でまとめてみましょう。
要点を簡潔にまとめるだけでも、学習内容が記憶に残りやすくなります。
同じ目標を持つ友達とクイズを出し合ってみる
もし同じ資格試験の合格を目指している友達がいるならば、お互いに試験範囲の中からクイズを出し合ってみるのもおすすめです。
また、相手が間違えたときに答えの解説をするのも学習に良い影響を与えます。相手に説明をすることで頭の中にある知識が整理されていくからです。
専門知識を知らない人に対し、かみ砕いて説明してみる
自分が学んでいる内容を、専門知識のない人に説明するのもおすすめの勉強方法です。
人に分かりやすく説明するには、学習した内容を深堀りしたあとにまとめ、シンプルな言葉に落とし込む必要があります。この作業の中で記憶が整理されていき、覚えたことが定着しやすくなるのです。
テキストの一部分を思い出しながら声に出す
テキストを一度読んだら、その内容を思い出しながら声に出してみるのも立派な勉強です。
思い出しながら話すことで脳が刺激され、短期記憶が鍛えられるので、記憶力の底上げにもつながります。
何度か繰り返すうちに、テキストの文章を覚えることもできるでしょう。
過去に間違えてしまった問題、わからない問題を脳内で解く
勉強中に間違えてしまった問題や分からなかった問題があれば、問題文を覚えておく、またはスマホのメモなどに書いておきましょう。これを空いた時間に、頭の中で再び解いてみます。あっているか答え合わせをしたら、間違わなくなるまで同じ問題を繰り返し解きましょう。
いつでもどこでも勉強できる! 手ぶら勉強法を取り入れてみよう
手ぶら勉強法は紙やペンが要らず、勉強スペースがなくても学ぶことができるのが大きなメリットです。
通勤中や休憩時間、入浴中や就寝前などの“すきま時間”を、簡単に学びの時間へと変えられます。
もちろん、時間が取れるときは机に向かって書いたり、読んだりして知識をインプットしておくのも重要です。インプットがあるからこそ、アウトプット=手ぶら勉強法ができるようになるからです。
休日など時間に余裕のあるときはインプットに励み、すきま時間にアウトプット……というサイクルで勉強をすると、効率よく学ぶことができますよ。
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