
司法書士試験の記述式問題では、「最後まで解き切れない」「記述式に入るころには時間がほとんど残っていない」と悩む方も少なくありません。
司法書士試験の午後の部は3時間で、多肢択一式35問と記述式2問を解きます。記述式では不動産登記と商業(法人)登記が出題されるため、知識だけでなく、限られた時間で問題文や資料を読み取り、答案を完成させる力も必要です。
この記事では、司法書士試験の記述式で時間が足りなくなる原因と、時間配分や解答の進め方について解説します。
目次
司法書士試験の記述式で時間が足りなくなる理由
午後の部では、記述式だけに3時間を使えるわけではありません。択一式に時間をかけすぎれば、その分だけ記述式に使える時間が減ってしまいます。
また、記述式では問題文や資料を確認し、登記すべき内容を判断して答案を作成します。判断に迷う箇所で考え込んだり、一つの問題に時間を使いすぎたりすると、もう一方の記述式問題まで十分に取り組めない可能性があります。
そのため、記述式の時間不足を防ぐには、記述式だけでなく午後の部全体の時間配分を考えることが大切です。
記述式の時間配分を考えるポイント
記述式に「必ず○分使うべき」という決まりはありません。択一式を解く速さや得意分野は人によって異なるため、自分に合った配分を見つける必要があります。
択一式を終える時間の目安を決める
まずは本番形式で問題を解き、自分が択一式にどれくらい時間を使っているか確認しましょう。
時間配分に決まった正解はありませんが、一例として、午後の択一式を60~70分程度で終え、残りの時間を記述式2問に充てる考え方があります。
ただし、択一式や記述式を解く速さには個人差があります。演習を通して「この時刻までには記述式に進む」という自分なりの目安を決め、実際の得点や解き切れたかどうかを見ながら調整しましょう。
2問それぞれに使う時間を意識する
記述式では、不動産登記と商業(法人)登記の2問が出題されます。一方に時間をかけすぎると、もう一方の解答時間が不足します。
たとえば、記述式に110~120分程度を確保する場合は、2問をそれぞれ50~60分程度で解くことを一つの目安として試してみる方法があります。
もちろん、実際に必要な時間は得意・不得意によって異なります。演習では2問を通して時間を測り、どちらに時間がかかりやすいか確認しておきましょう。一定時間考えても判断できない箇所は一度先へ進むなど、難しい問題に固執しないことも重要です。
見直しの時間まで含めて考える
試験終了直前まで解答していると、記入漏れや転記ミスを確認する余裕がなくなります。見直しに必要な時間も考慮して、解答を進めましょう。
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普段から時間を測って記述式を解こう

時間配分は、本番で突然うまくできるものではありません。普段の演習から時間を測り、答案を最後まで完成させる練習を取り入れましょう。
最初は正確な解き方を身につけることを優先し、慣れてきたら制限時間を設定します。
時間内に終わらなかった場合は、単に「もっと速く解く」と考えるのではなく、問題文の読み取り、論点の判断、答案作成など、どこで時間を使ったのかを振り返ることがポイントです。
さらに学習が進んだら、択一式35問と記述式2問を本番と同じ3時間で解く練習も行いましょう。午後の部を通して演習することで、自分に合った解答順や時間配分を見つけやすくなります。
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