勉強法

資格勉強を2つ同時に進めるのはNG? おすすめできない理由とは?


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開業や転職を目指しているなど、資格取得を早期に実現したいと考える人のなかには、資格勉強を2つ同時に進行させられるのか、という疑問を持つ人は多いようです。
資格勉強の2つ同時進行は、一般的にはデメリットが多く非効率だと考えらえていますが、状況によっては功を奏することもあります。
そこで今回は、資格勉強の2つ同時進行のデメリットにはどのようなものがあるのか、また資格勉強を2つ同時進行が上手くいく場合はどのようなケースなのかについて、ご紹介していきたいと思います。

資格勉強の2つ同時進行はデメリットが多い?

1.時間不足による勉強不足が起きやすい
資格勉強をする方の中には仕事などをしながら勉強する人も多く、資格勉強をする時間には限りがあります。
資格勉強に時間を要しないという簡単な資格でない限り、同時進行によって1つの資格にかけられる時間が減ってしまうのは、大きな痛手となります。
特に、資格勉強は何時間やれば必ず合格する、というものではないので、受験日ギリギリまで勉強は続きます。
できる限り多くの時間を資格勉強に費やすためには、1つに絞った方が賢明です。
 
2.覚える分野が増え記憶が混乱しやすい
特に、同時で受ける試験の分野が異なる場合、それだけ記憶に納めたい分野が増えるため、記憶が混乱しやすく定着させることが難しくなります。
 
3.資格勉強の時間が増えストレスが溜まる
資格勉強を2つ同時進行させることで、1日のうちで勉強に充てる時間が増え、息抜きの時間が減ってしまいます。2つ同時進行させることで、1つ目の試験が終わった後も勉強が継続するなど、長期に渡って資格勉強に没頭する必要性が起こり、ストレスが溜まりやすいでしょう。

資格勉強を2つ同時に行う際のポイント

資格勉強を2つ同時進行させることによるメリットもあります。
しかし、そのメリットを得るには、2つ同時進行させる資格の組み合わせが決め手となります。
2つ同時進行によるメリットが得られる組み合わせとしては、以下のとおりです。
 
①.1つ目の資格として、仕事で必要性が高いなど、必ず合格したい資格を決定します。
②.①の資格と同じ分野からの出題が多い資格をいくつか選定します。
③.②の中から、試験日が①の試験日の数か月後に開催されるものを選びます。
 
出題分野が重複している資格はいくつかあります。その中から選ぶことで、覚えたばかりの知識を活かすことができるため、資格勉強を効率的に行うことができます。
また、メインの資格の試験日を終えたあとにサブの試験となれば、メインの資格に充てる勉強時間が削られるデメリットも軽減されるでしょう。


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資格勉強を2つ同時進行させることによるデメリットと、2つ同時進行させるためのポイントについてご紹介いたしました。
資格勉強を2つ同時進行させるデメリットは気になるところですが、2つの資格の組み合わせによっては、メリットが感じられることもありますので、資格選びの際に参考にしてみてください。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
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