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【土地家屋調査士】と【測量士】の違い3つ


【土地家屋調査士】と【測量士】の違い3つ

名前は違うものの、土地の測量をやる点は共通している土地家屋調査士と測量士。その違いについてきちんと説明できる人は少ないものです。
しかし、活躍するフィールドは全然違っています。

「測量するのだから、どっちだって似たようなものでしょ?」と思っていても、お互いにできること、できないことがあります。
そこで今回は、土地家屋調査士と測量士の違いについてご紹介しましょう。

1. 測量士は土地の登記はできない


測量士は土地の登記はできない

測量士と土地家屋調査士との最大の違いは「登記ができるかどうか」です。
測量士も土地家屋調査士も、測量を行う点は同じです。
使っている道具や仕事風景、作業服も似ているので、測量中の人が測量士なのか土地家屋調査士なのか、パッと見ただけで判断がつかないこともあります。

しかし、測量士は国交省、土地家屋調査士は法務省管轄の国家資格。
測量士は「測量の技術者」であるのに対し、土地家屋調査士は「土地の境界・用途をはっきりさせ、登記をする人」なのです。
測量士は測量をするだけなので、登記は行えません。

2. 測量士は登記目的の測量はできない

測量士は登記を行うことができないので、登記目的の測量をすることはできません。
身内に測量士がいても、土地文筆や農地転用などのために測量してらうということはできないのです。
登記が目的でなく、純粋に土地の大きさを知りたいという場合なら、測量士に測量してもらってもかまいません。

基本的に測量士は主に道路や橋、トンネル、ダムといった公共の建築物を作る際に必要になる測量を行います。
そのため測量士は建築業界では需要の高い資格で、持っているだけでも高く評価されます。

ちなみに、測量士にはもう一つ、測量士補という資格がありますが、できることが違います。
測量士は測量作業の責任者として計画書の作成まで行えるのに対し、測量士補ができるのは、計画書をもとに行う測量業務のみです。

3. 土地家屋調査士は登記を目的としない測量はできない

土地家屋調査士は、測量士とは逆に登記を目的としない測量は行えません。
そのため、たとえば土地家屋調査士がトンネル工事のための測量をやってみたいと思っても、行えないのです。

工事のための測量は測量士、登記のための測量は土地家屋調査士、ということになっており、お互いの領域に踏み込んだ仕事はできない仕組みになっています。
このように、土地家屋調査士と測量士は仕事の目的が違うので、お互いの仕事を肩代わりすることはできません。

また、基本的に土地家屋調査士への依頼は登記を必要とする個人からであり、測量士への測量の依頼は公共団体がメインになるというのも違いといえるでしょう。