勉強法

続きが気になる……!「ツァイガルニク効果」を勉強に活かそう


続きが気になる……!「ツァイガルニク効果」を勉強に活かそう


皆さんは「いつも観ているドラマが急展開で、続きが気になる!」と感じた経験はありませんか?
この現象は「ツァイガルニク効果」という、れっきとした心理現象なのです。

ツァイガルニク効果は勉強にも応用でき、うまく取り入れれば勉強の効率アップが期待できますよ。
ここでは、ツァイガルニク効果とはどのようなものか、勉強への取り入れ方と合わせてご紹介します。

 

ツァイガルニク効果とはどんなもの?

ツァイガルニク効果というのは「途中で中断した事柄ほど、続きが気になる」という心理現象です。

「ツァイガルニク」とは、この心理現象を発見した心理学者の名です。
ツァイガルニク氏は、同じく心理学者のクルト・レヴィン氏とともに、「人間が目標に向かっているとき生まれる“緊張感”は、目標達成とともに解消される」という仮説を立てました。
その後、2つのグループに対し、次のような実験をおこないました。

・グループA:課題を最後まで完了したのち、次の課題に移ってもらう
・グループB:課題を中断させ、そのまま次の課題に移ってもらう

課題終了後、両グループに課題の内容について尋ねたところ、途中で課題を中断していたBグループのほうが多く答えられたそうです。この実験によって、「物事を完了させたときより、中断したときのほうが記憶力アップにつながる」ということが明らかになったのです。

ツァイガルニク効果の例

ツァイガルニク効果の例としては、連続ドラマや週刊漫画などが挙げられます。どちらもいいところで終わってしまうと、話の続きが気になりますよね。
また、テレビ番組などでよく見る「続きはCMのあとで!」といったテロップも同じ心理効果を狙っています。

また、人生の中で失敗した経験や、失恋した経験というのは強く心の中に残りやすいでしょう。
実はこれも「上手くいかなかったことは、上手くいったことより記憶に残りやすい」という、ツァイガルニク効果による現象です。未練がましいのではなく、脳の仕組みによる心理現象なのです。

ツァイガルニク効果を資格の勉強に活かす方法

ツァイガルニク効果を応用すれば、資格取得の勉強にもよい効果をもたらすことができます。
実は勉強は長時間集中するよりも、「集中」と「休憩」の時間を決めておこなうほうが効率よく学べるのです。

決まった時間で強制的に勉強をストップすると、ツァイガルニク効果によって「勉強の続きがしたい」「やり残したことが気になる」といった気持ちになります。そうするとモチベーションが維持しやすくなったり、勉強中の集中力をキープしやすくなったりするのです。

また、暗記しなければいけないものを覚える際には「中途半端な状態で終わり、続きを再開する」というサイクルで勉強すると効果的です。
例えば、テキストや参考書などを使って勉強する際は「キリのいいページ」ではなく「ページの途中」までで終わるようにしてみましょう。勉強再開時に「前はどこまで勉強したかな」と脳がフル回転し、記憶を辿っていくため、暗記したい内容が定着しやすくなります。

ツァイガルニク効果を活用し、勉強効果を上げよう!


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ツァイガルニク効果を勉強に取り入れれば、集中力を切らしにくくなるうえ、記憶力まで向上させることができます。しかもその方法は、「途中で止める」というごくシンプルなもの。
勉強中に集中力が続かない方、やる気が出ない方は、ツァイガルニク効果を活用した勉強法を試してみてはいかがでしょうか?