勉強法

測量士補の試験に独学で合格するための勉強法とは


測量士補の試験に独学で合格するための勉強法とは

「測量士補」は、測量士の指示のもとで土地の測量作業をおこなうのが主な仕事です。
測量士補になるには資格を取得する必要がありますが、独学で資格試験合格を目指す場合には、どのように勉強を進めればよいのでしょうか?
ここでは測量士補の試験合格のための勉強法や、勉強のポイントをご紹介します。

 

測量士補の試験に独学で挑むには?

測量士補の資格試験は全28問で構成されており、マークシート式の試験方式となっています。
28問のうち18問前後は正誤を答える問題で、10問前後は計算問題です。
正答率が約64.28%(問題数でいうと28問中18問正解)以上あれば合格となります。

測量士補の試験問題は、過去問を少しずつ変えて出題される場合がほとんどです。
そのため、もし独学で挑むのであれば「10年以内の過去問」を徹底的に解いて練習するのが一番の近道でしょう。

測量士補の知識がゼロの状態から学ぶなら、少なくとも3ヵ月前後の勉強期間が必要です。仕事が忙しく勉強時間の確保がしにくい方は、もう少し早めにスタートしてもよいかもしれません。

測量士補の試験勉強のポイントとは?

測量士補の試験勉強では、次のようなポイントを押さえておくと効率的に勉強を進められます。

動画コンテンツを活用する

測量士補について学べる媒体は、書籍だけに留まりません。近頃はYouTubeなどの動画投稿サイトにおいて、測量士補の試験範囲の解説動画を投稿している人も増えています。

こうした解説動画は、目と耳から情報が入ってくるので、記憶の定着率が格段にアップします。
動画を見て概要をつかみ、テキストや過去問で反復すると効率的に学習が進められるので、試してみる価値は大いにあるでしょう。

計算問題を完璧にしておく

試験問題28問のうち10問を占める計算問題は、解き方が分かっていないと正答率が格段に下がってしまいます。択一問題とはいえ、正誤問題よりもシビアなのです。

そのため、試験勉強の際は計算問題の計算式をしっかりと頭に叩き込んでおくことが大切です。
計算に使う三角関数を忘れてしまった方は、三角関数について復習するところから始めるとスムーズに勉強を進められますよ。

測量士補試験合格のためには、ポイントを押さえた勉強を


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測量士補の試験範囲は「基準点測量」「水準測量」「地形測量」、「地図編集」「写真測量」「応用測量」の6つの分野で構成されています。1つの分野に時間をかけると他の分野がカバーできず、正答率が落ちてしまう場合も。まずは全分野をひと通り勉強し、覚えきれなかった分野を重点的に復習するとよいでしょう。

ちなみに、測量士補のテキストには測量士や土地家屋調査士の試験範囲をカバーしているものもあります。
その分覚えることも幅広くなっていきますが、「ゆくゆくはこれらの資格も取りたい」と考えている方は、測量士補の知識と合わせて覚えておくといいですね。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。