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測量士・測量士補に向いている人はどんな人?特徴や適性、必要なスキルを解説


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測量士や測量士補は、屋外での仕事ながら緻密に数字を扱う特殊な仕事です。資格取得を目指す人の中には、自分が測量士・測量士補に向いているかどうかを、事前に知っておきたいという人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、測量士・測量士補に向いている人の特徴や適性、そして求められるスキルについて解説したいと思います。

測量士・測量士補に向いている人の特徴

1.正確さにシビアで几帳面な人
測量士・測量士補の測量数値は、少しの誤差も許されません。
もし少しでも誤差が生じた時は、仕事を行った意義自体が無くなってしまうでしょう。
そのため、測量数値や緻密な計算に対して非常にシビアで、ミスのない正確な仕事を行うことができる几帳面な性格であることが求められます。

2.協調性のある人
現場に出向いて行う測量士・測量士補の仕事は、2~5人がグループとなって行います。随時、トランシーバーなどを使って連絡し合いながら進めていくため、スムーズに正確な測量を実施するためには協調性が求められます。

交通量の多い道路付近でお互いに離れて測量したり、川の両岸に分かれるなどメンバーと距離が離れた状態で連携して行う必要があるため、個人の判断で勝手に動くことなく、チームのメンバーをお互いに尊重し合いチームワークを重視した業務を行うことが大切です。

3.体力のある人
屋外での測量は、決して容易に行える環境ばかりではありません。
測量で使用する機材を持って広大な敷地を歩いて移動したり、高低差のある場所や足場の悪い整備されていない場所での作業も多いため、体力が求められます。

また、真夏や真冬など厳しい気候の中で測量を行うこともあり、突然の悪天候の中での作業など、天候による影響も大きく受けます。
また、山の中や草むらなどでは、蜂やハブなど人間に危害を及ぼす生き物に出会うこともあり、突然のハプニングに対して冷静に対応できる対応力も求められるでしょう。

測量士・測量士補に必要なスキル


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測量士の仕事で使用する機材・機器、技術は、徐々に高度化しつつあります。
ドローンを使用した測量のほか、3DスキャナやGPSなども用いられているようになってきており、測量士・測量士補にはそういった最新の技術を扱うことも求められるようになってきており、新しい技術を取り入れることに抵抗なく、柔軟に取り入れられるスキルが必要となります。

GPS技術を完全に使いこなすために基線解析を理解するほか、ベクトルなどの基礎的な数学の知識や空間認識能力なども必要となるでしょう。

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東京法経学院

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