合格体験記|子育て・家事との両立|司法書士試験|東京法経学院





司法書士 合格体験記

子育て・家事との両立

プロフィール合格体験記

 プロフィール

藤原 涼菜さん

 


 合格体験記

●なぜ司法書士を目指そうと思ったのか
 私は一般企業に勤めており、在職中に結婚・出産を経て子供が1歳の時に職場へ復帰しました。子供は保育園へ預けることになったわけですが、毎日「ママ行かないで。一緒にいたい。」と泣いていました。私は通勤中の車の中で泣く我が子を無理やり保育園に行かせているのではないか?私の仕事は子供に胸を張って自慢できるのか?と自問していました。そして、せめて子供に自信を持って「ママはこんなお仕事をしている」と話ができる仕事をしようと決心しました。
 条件は@一生使える資格であることA独立開業できることB人の役に立つこと
職業関連の本を読んだり、インターネットで資格試験の難易度を調べたりしてたどり着いたのが司法書士でした。独学では厳しいと思い、予備校探しを始めました。
 条件は@対面授業であることA保育園の保育時間内に行って帰れること
帰宅後はもちろん家事育児が待っているのでわからないことがあったときにその場で解決しなければと@の条件にはかなりこだわっていました。
 条件にあった東京法経学院を見つけ、2 年間授業料を貯め、会社を退職して子供が3 歳のとき勉強を始めました。かなり難易度の高い試験なので1 回では受からないだろうから2 回目で合格しようと目標を定めました。

●子育てと家事
実際の1 日の時間割ですが
夏バージョン               冬バージョン
6 時  起床・家事            2 時    起床
8 時  旦那さん子供を送る        6 時まで  勉強
9 時  学校               9 時    学校 
16時半まで授業             16時半まで 授業   
17時  子供迎え・家事         17時    子供迎え・家事
18時  夕食              18時    夕食
19時  子供と入浴           19時    子供と入浴
20時  寝かしつけ           20時    子供と就寝
21時から勉強
1 時頃 就寝

 大体こんな感じで課題が終わらない時などは睡眠時間を削っていました。夏バージョンと冬バージョンがあるのは、冬は夜勉強していると体が冷えてしまって眠れなくなってしまったからです。
  他にも晩御飯は1 週間分の献立を考えて日曜日の朝買い物へ行き、午後から1週間分の食事の下準備をして、冷凍していました。保育園から帰宅した娘と少しでも向き合う時間を作ろうと思いましたし、1日授業を受けた後は疲れているので自分のためでもありました。
  休日の昼間はほとんど勉強できなかったですが、夏休みは庭プールの横で太陽を浴びながら商業登記の記述を書いていたこともあります。掃除はできるときにできるところだけ、洗濯は全自動洗濯機におまかせ、部屋が多少汚くても見ないふり、、、毎日が分刻みで忙しく大変でした。
 
簗瀬先生の「司法書士新・全日制(通学)」1 年目
  初めての授業で先生の「暗記と理解はどちらを先にするべきか」との話を聞いて私は直ぐに全科目の過去問題集を買いました。まずは条文に対して過去問で出題されている論点を確実に覚えることにしました。具体的な方法は、条文から過去問を引けるように全教科の一覧表を作りました。
  つまり、会社法332条→H22問30肢エこんな感じです。気付かれると思いますが果てしない作業量なのでオススメはしませんが、帰宅後も時間のない私にとっては過去問を探す時間すらもったいなかったのでやってよかったと思っています。
  もう一点先生の「情報は一元化しろ」との話から、六法に一元化することにしました。授業中や過去問で得た情報やわかりにくい間違えやすい条文・判例などに書き込みしたり線を引きましたが、絶対にカラーペンは使いませんでした。なぜなら後々理解できたり、書き込みが間違っていることもあるからです。
  後でも書きますが、カラーペンやラインマーカーは直前期のみ使っていました。よって私の六法はボロボロでした。そしてこのボロボロになっていく六法がモチベーションにもつながっていました。
  1 年目の勉強はとにかく授業に出る、ひたすらメモを取る、帰宅後メモと過去問で得る情報を六法に書き込む、宿題を必ずやり切るのみをやっていました。1年目は理解より暗記と自分で決めていたので、イメージとしては点をたくさん作って2 年目に繋ごうという感じでした。
  日々先生が宿題(択一・記述)を出してくれるので、記述に関してはほぼ宿題だけで鍛えられたと思います。
  淡々と書いておりますが1 年目は本当に苦しくて、1番よく思ったことは「こんなに覚えられない。絶対受からない。」でした。特に会社法は聞きなれない言葉ばかりで戦意喪失気味でした。でも絶対あきらめないとの気持ちだけは持ち続けていました。

 

簗瀬先生の「司法書士新・全日制(通学)」2 年目
  2年目も勉強方法は授業に出る、メモを取る、過去問を解く、六法に書き込みを入れる、宿題をやり切る。これだけでした。授業中はとにかくメモを取ることは変わりませんでしたが、新しくやっていたのは先生より早く六法を開くことです。簗瀬先生は1 つの条文をやると関連条文・比較条文を必ず六法で引くので絶対先回りしてやると勝手に闘志を燃やしていました。
  先回りできるということはきちんと理解できているということで、先回りできなかったものに印を付けてもう一度確認できるようにしていました。
  2 年目はびっくりするほど先生の言っていることが分かるようになりました。1年目覚えた点が線と線で繋がり、そういうことだったのか!!と思えることがたくさんあり授業が楽しくなりました。
  しかし課題で25/35問以上が取れないという壁にぶつかりました。これは1年目過去問をひたすらやっていたからであり、過去問にない論点を聞かれると、できていないことに気づきました。
  そこで帰宅後は過去問をやめて、テキストの読み直し・六法への書き込みに変えました。確実に点も取れるようになってきて今年は合格できると思っていたのです。
  しかしなんと試験2か月前の5月、コロナウイルスで保育園がお休みになってしまったのです。子供と家の中で1日中過ごすことでペースが崩れ最後の追い込みが思うようにいかず、午後の択一式で足切りにあってしまいました。

 

● 3 年目
  2回目の試験終了後に簗瀬先生に「もうやめます。お世話になりました。」と言いに行きました。勉強を始めるときに2年と自分で決めていたし、2回目の試験不合格はかなり堪えました。さらにもう勉強するためのお金がなかったのです。
  先生は「あと1回だけがんばれ。旦那さんや親に頭を下げてもう1回だけやってみろ。」と説得してくれました。そこで10月〜 3 月までの期間限定の仕事を見つけ、勉強は昼休憩と夜のみの生活を始めました。
  内容はテキストを読む→過去問を解く→過去問に出てない論点の確認のみでした。1 ・2 年目と比べると勉強時間はほとんどなく、もう一回受けてもダメな気がすると内心は思っていましたが、期間限定の仕事のおかげで答案練習会には申し込みができ、最後にはA判定を取ることができました。5月からの追込みも基本通りテキスト→過去問→答練見直し→過去問にない論点の確認をしていました。この時期から六法にマーカーペンを使い覚えきれていない判例などに色を付けました。2週間前の直前期には六法を順番にめくっていき、色の付いたところを重点的に読み込むようにしていました。3年目の六法は見ればなんでもわかるくらいに書き込みやライン、参照条文や比較条文が書かれていました。
 そして3 回目の試験でついに合格しました。

答案練習会の重要さ
  本試験ではどこから手を付けるかということは非常に重要だと思います。特に午後は択一式からやるのか不動産登記か商業登記なのか、その場でうまく判断することが合格へ一歩近づけるかどうかに関わると思っています。私が合格した令和3年度は択一式が難しく、不動産登記は量が多く、商業登記は易しかったと思います。私は@商業登記A択一式B択一式見直しC不動産登記の順で解きました。商業登記の問題を見て30点近く取れるはずと思い、不動産登記は10点あればいいと解答欄をすべて埋めることはあきらめようと決め、絶対に択一式で足切りは避けようと択一式に時間を使いました。
 これは答案練習会で練習していました。まず問題を全部見る、どこからやるか、まんべんなくやらなきゃいけないか、片方だけで高得点が狙えるのか、択一式に時間がかかりそうなのかを判断するのは勇気のいることですし、そう簡単に配分もできません。目指しているのは合格なので、どうしたら基準点を超えるかの対策をすることも重要だと思います。
 
●合格後に振り返って
  私は授業に出る、課題をこなすのみで特別な勉強方法は全くしませんでした。簗瀬先生は一人一人をきちんと見てくれるので、先生が言ったこと、出した課題は自分に必要と全信頼を置いていました。それでも点数が伸び悩むときは、この勉強方法で本当に大丈夫なのかと不安になり先生に相談に行っていました。私は特別優秀なわけでもなく、時間に余裕があったわけでもありません。しかし絶対合格したいとの気持ちは誰にも負けない自信がありました。受験生期間中は不安や忙しさ、自分の不甲斐なさに打ちのめされることも多くありましたが、やはりあきらめなくてよかったと思います。
  受験生の皆さん、合格への道はかなり険しく、近道はありません。毎日の1歩1歩が一番の近道だと思います。大切なのはあきらめないこと、1歩でもいいから確実に前に進むことです。2歩下がってしまうときもありますが、3 歩進めばいいのです。
  最後に私に司法書士の夢を与えてくれた我が子、家事がおろそかになっても文句を言わずにいつも応援してくれた旦那さん、我が子を預かって勉強時間を作ってくれた母、一緒に勉強をした仲間、東京法経学院名古屋校の皆さんに最大限の感謝をしたいと思います。 
  本当にありがとうございました。