努力は才能に勝る!|合格体験記|行政書士試験|東京法経学院





行政書士 合格体験記

努力は才能に勝る!

体験記

 体験記

はじめに

 私は平成17年度社会保険労務士(以下,社労士)試験に1回で合格(学習期間は6か月間)し,平成18年末をもって14年間在職した会社を退職し,社労士で生計を立てて行くことを決意していました。
ところが,社労士の合格発表は平成17年11月でしたが,実務経験が無い者は実務指定講習の受講が必要で,社労士登録は早くても平成18年8月以降ということになりました。
この社労士合格から社労士開業までの間,勉強癖がついたことを忘れないように行政書士の受験を決意しました。

仕事をしながらの学習

 私は会社員(営業職)なので,学習は時間を見つけながら,でした。夜9時〜1時くらいまでを目安とし,週末はもう少し遅くまで勉強していました。徹夜勉強は一切せず,常に翌日の勉強への影響を気にかけていたのです。無理はしないのがポイントです。それでも,8か月間で約1400時間は学習できました。
余談ですが,私は社労士,行政書士の受験に当たり,最小限度の費用で合格するのが目標でした。当然に独学で,公開模試は4回受けました。
社労士のときと同様,初めは基本書の精読を2か月間ほど行いながら,過去問を適時に解答していくパターンです。
インプットだけではダメです。受験は問題を解かなくてはいけないから,論点について早めに知ることが大切ですね。
そして,早い段階で予想問題集に取り掛かります。本試験の4か月前には問題集のみの勉強でした。

模試の心得

 本試験のつもりで受験しました。最後まで諦めず,1点でも多く得点することに徹しました。時間終了30分前になってくると模試会場の空気が緩みますが,それに呑まれてはいけません。お金を払っている以上は最大限の努力をします。
これは模試でできなければ,本試験でも絶対にできません。
また,模試会場において色々な場所の席で受験しました。前席,後席,美女の隣等。あらゆるパターンを経験できるのが模試の良いところです。
私的意見ですが,自宅での模試受験はあまり勧めません。緊張感が薄く,コストの割に合わないと思います。また,模試解答書の見直しをしていても,そのような試験状態での復習は力が入らないです。
資格専門学校の模試のレベルは非常に高く,良問が多くあります。その中で常に個数問題を意識し,本当の意味での正答ができるようにしていきます。

本試験直前期

 本試験1か月前より新しい本には手を付けないようにします。
試験前は不安で新しい問題集が気になりますが,絶対に手を付けてはいけません。繰り返し,繰り返し問題集をこなします。100点でなければ合格しない試験ではないので,知らない問題が出ても気にしません。自信を持って正答できる問題を増やすことを重点にしました。
また,気分転換に本試験会場を下見に行きました。結果的に下見は有効でした。自分は試験会場まで車で行くつもりでしたが,駐車場が狭く,近所にも駐車場が無かったのです。

試験当日

 しっかり睡眠でき,体調万全でした。1年に1回しかない本試験ですので,体調不良だけは避けたかったのです。本試験会場へは愛用の試験問題集を1冊持参しました。手ぶらでも良いかと思いましたが,手元が寂しかったのです(実際に本は開くことはなかった)。
そして,試験開始というか「戦闘」開始です。意外に簡単に終了したというのが実感で,試験が終わって脚が震えたのを覚えています。当日夜には,合格の感触を得ていました。

今年受験する方へ

 試験勉強は長期にわたり,前向きな努力が必要です。毎日少しでも本を開いてください。受験生の当面の目標は合格の2文字です。中途半端な努力で合格できるほど,今の試験は甘くないです。どうせやるなら真剣に勉強しましょう。どうせやるなら,徹底的にやるんです。それで結果がでなくても後悔はしないはず。1年くらい好きなことができなくても合格してからすればいい。1年長生きすればいいんです。
皆さんの健闘を期待します。
最後に。「努力は才能に勝る」。がんばってください!