宅建試験 通学講座 情報サイト 東京法経学院 名古屋校 2011年度通学講座 宅地建物取引主任者2011 本科 土曜クラス 1月22日,平日クラス 1月26日開講!!

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平成24年度 宅地建物取引主任者 試験概要

2012年6月1日現在
試験日 10/21 申請受付日 7/2〜7/31
上記の申請受付日は,郵送による申請の場合。インターネットによる場合は7/1〜7/15。
公告日 6/1(公報) 合格発表日 12/5
申込者(人)
(年度)
[前年比]
231,596
(23年度)
[+3,382]
合格者(人)
(年度)
[前年比]
30,391
(23年度)
[+2,080]
受験者(人)
(年度)
[前年比]
192,996
(23年度)
[+6,454]
合格率(%)
(年度)
[前年比]
16.1
(23年度)
[+0.9]
試験科目 土地,建物,権利関係,法令上の制限,税,需給法令,取引実務,価格評定,宅建業法
形式 ◎4肢択一形式で50問(一部科目免除者は45問)
合格ライン 23年度は36問が合格ライン(一部科目免除者は31問)
受験資格・その他 年齢、学歴等に関係なく、だれでも受験できる。一定資格で一部科目の免除あり。
試験に関する問い合わせ
(財)不動産適正取引機構・試験部 03-3435-8181 〒105-0001 港区虎ノ門3-8-21 第33森ビル3F
(財)東京都防災・建築まちづくりセンター 03-5466-2740 〒150-8503 渋谷区渋谷1-15-9 美竹ビル
(社)愛知県宅地建物取引業協会 052-953-8040 〒451-0031 名古屋市西区城西5-1-14愛知県不動産会館2F
(財)大阪府宅地建物取引主任者センター 06-6944-0281 〒540-0036 大阪市中央区船越町2-2-1大阪不動産会館3F
(財)福岡県建築センター 092-781-5169 〒810-0001 福岡市中央区天神1-1-1アクロス福岡3F
試験機関リンク 財団法人 不動産適正取引機構

宅地建物取引主任者とは?

  「宅建」の呼び名でおなじみのこの資格。毎年およそ18万人の受験者を集める人気試験です。宅建試験に合格すると,宅地建物取引主任者(以下,宅建主任者)となることができます。宅建主任者とは、皆さんがアパートを借りたり土地や家を買ったりするとき、逆に人に土地や家を貸したり売ったりするときに、その物件の所在地や売主(買主)が誰であるか、土地・建物の用途,電気・ガス・水道の整備状況などの説明をしてくれる人のことです。要するに、不動産賃貸・売買アドバイスのエキスパート、皆さんのよき助言者であるわけです。


宅建主任者資格の概要

 宅建主任者資格の誕生そのものは昭和27年の「宅地建物取引業法」成立にまで遡ることができますが、最初の宅建主任者試験が行われたのは昭和33年のことです(当時は「宅地建物取引員」という呼び名でした)。


宅建主任者が市民のために果たす役割

 さて,宅建主任者は,ひと口でいえば「宅地や建物の売買・交換,貸借の代理・仲介を行う専門家」です。業務として、次の3つが挙げられます。

  1. 物件に関する重要事項の説明  物件の所在地や売主(買主)、土地・建物の用途、電気・ガス・水道の整備状況等の説明をする。
  2. 「重要事項説明書」への記名・押印  重要事項の説明にあわせて,重要事項説明書に記名・押印をする。
  3. 契約書への記名・押印  契約内容に誤りがないかを確認して,契約書に記名・押印をする。

 こうした業務を通して,不動産取引の公正化・安全化を図ります。

 なお,「重要事項の説明」,「重要事項説明書への記名・押印」は,宅建主任者の独占業務です。独占業務というのは,宅建主任者のみに業務を許された業務です。

 また、不動産取引を行う業者(以下,宅建業者)は,事務所ごとに従業員5人に1人の割合で専任の宅建主任者を置かなければならないと,「宅建業法」という法律で定められています。つまり,宅建主任者は,不動産業界では必須の資格といえます。

 また、宅建主任者として業務を行うには、宅建主任者資格試験に合格し,都道府県知事の登録を受けた上で,都道府県知事から宅建主任者証の交付を受けなければなりません。
また,宅建試験の合格後,実務経験の長さによっては(下掲Aの場合),実務講習を受けなければなりません。

  1. 宅建試験合格者で登録申請前10年以内の実務経験が2年以上ある場合
    →都道府県知事に登録します。
  2. 宅建試験合格者で実務経験が2年に満たない場合
    →不動産流通近代化センターが実施する実務講習を受講して,修了することにより,「2年以上の実務経験を有する者と同等以上の能力を有する者」と認められ,宅建主任者資格登録の要件を満たすことができます。

宅建主任者の活躍する代表的なフィールド

 宅建主任者が活躍するフィールドは,宅建業者です。宅建業者は,次の3つの業務を行います。

  1. 不動産の売買・交換を自分で行うこと
    自分の所有する土地を分譲する不動産会社や大規模なマンションを建設し,直接,顧客に販売するマンション業者が該当します。
  2. 不動産の売買・交換を代理・媒介すること
    マンションなどの不動産の所有者から売却を依頼された不動産会社が該当します。いわゆる「仲介」のことです
  3. 不動産の賃貸借を代理・媒介すること
    アパートやマンションの所有者から借り手を探してほしいと依頼された不動産会社が該当します。所有者(貸主)と借り手(借主)の仲介を行います。

〜自分ブランド作りに最適な資格

 また、前述の「宅建業者」のほか,以下では宅建主任者資格を取得することによって,どのような活躍のフィールドがあるかを,〈1〉独立編,〈2〉業務パワーアップ編(スキルアップ,転職・就職),〈3〉権利資格のファーストステップ3つの分野にわけて簡単に紹介します。 〈1〉独立編−独立開業のための資格  不動産取引の専門家として,独立開業をめざす人には最適の資格です。独立開業をするための開業資金は,他の仕事に比べて比較的少額で済みます。このため,独立するには適した資格といえます。特に,定年で退職した後に新規事業をはじめようと思っている方には,おすすめの資格です。 〈2〉業務パワーアップ編−重宝な資格

 ここでは,以下の4タイプの皆さんにおすすめできます。

  • 不動産業界の方〜もちろん必須の資格〜
    不動産の売買・交換・貸借の仲介(代理・媒介)などを業務とする会社では,当然,宅建の知識が必要不可欠になります。また,不動産取引で契約を締結する際の重要事項の説明などは,宅建主任者以外行うことができません。しかも,宅建業者は,その事務所の従業員5人に1人以上の割合で専任の宅建主任者を置かなければならないので,宅建業を営む企業にとっては宅建主任者がどうしても必要になります。いいかえれば,宅建主任者資格がないと十分に活躍することができません。

  • 金融業界の方〜威力を発揮する資格〜
    銀行や信託銀行,生保や損害保険会社など,金融業界でも宅建主任者資格は,威力を発揮する資格です。例えば,融資の際には,不動産が担保になり,この不動産の評価が必要になります。また,信託銀行で扱う遺言などでも,不動産が主要な相続財産となります。 こうした不動産の取扱いでは,宅建主任者資格が重宝となります。ある都市銀行では,支店長になる必須条件として宅建主任者資格をあげています。 したがって,今日では,金融業界でも宅建主任者資格が重要な資格になりつつあります。

  • その他の一般企業に勤務する方
    不動産業界以外の方でも,宅建試験を受験される方は多くいます。一般企業にとっても, 工場や店舗,本社,社宅などの不動産は欠かせない生産要素です。
    つまり,不動産会社でなくとも,宅建の知識は日常業務のなかで常に要求されています。業界を問わず,宅建主任者資格は幅広く求められています。

  • 就職・転職の絶好のツール
    毎年およそ18万人もの人が受験する宅建主任者試験は,もっとも人気のある資格の一つです。宅建主任者資格の人気は,その社会的ニーズの高さと活用範囲の広さにあるといえます。
    宅建主任者資格は,不動産業界はもとより,金融業界においても,日常業務のなかで常にその知識が要求される必須の資格です。また,一般企業のなかでも,宅建主任者は極めて重要な役割を担っています。したがって,今後転職を考えている方,就職活動を控えた学生さんにとっては,この宅建主任者資格は非常に有力なツールとなるでしょう。 〈3〉「権利」資格のファーストステップ  宅建主任者試験の主な試験分野には,民法をはじめとする「権利関係」や「法令上の制限」があります。この「権利関係」や「法令上の制限」の分野は,同じ法律系の資格である行政書士,司法書士との共通点が多く,試験形式も四肢択一のマークシート方式であるので,他資格試験の登竜門ともなっているようです。

 また,受験資格に制限がなく,誰でも受験できるので,これから「権利関係」の法律を学んでいこうとする人にとっては,最適の資格といえます。宅建主任者合格を目指すことで明確な目標ができ,計画的に学習を進めることができるでしょう。

 また,宅建主任者資格と関連する分野が多く,同じ不動産系の資格試験であるマンション管理士や管理業務主任者とのダブルライセンス・トリプルライセンスも夢ではありません。

 このように,宅建主任者資格は,幅広い活躍フィールドが想定できます。宅建主任者として不動産のエキスパートとして活躍するほか,この資格をステップとして次のステップに進むこともできます。

 宅建主任者資格は,まさに自分ブランド作りのファーストステップといえます。是非,読者の皆さんに宅建主任者資格の取得を心からおすすめします。