合格体験記「50代の知識の定着のため,択一・書式ともに問題を解きまくった!」|土地家屋調査士試験|東京法経学院





土地家屋調査士 合格体験記

50代の知識の定着のため,択一・書式ともに問題を解きまくった!

体験記

澤田和幸さん


体験記

澤田和幸さん(沖縄県)平成26年度


 55歳の誕生日の5日前が筆記試験合格発表日でした。老化を理由にしたくはありませんが,覚えては忘れ,覚えては忘れの連続でした。今年はなんとなく良い感触だったので,法務局の掲示板を初めて見に行きました。6回目の挑戦でようやく自分の番号を見つけたとき,思わずガッツポーズがでて,法務局の守衛さんに「合格ですか。おめでとうございます。」と言われました。大変ありがたいことばでした。
受験の始まりは平成20年の秋の頃だったと思います。動機は年収1,000万円という,ネット上の文言だったと思います。単純な私はその情報にすぐに飛びつきました。その後それはいろいろな条件の結果その収入だと知りましたが,勉強を始めてしまったからには後戻りできなくなっていました。
自分はその頃すでに50代直前でしたが,資格試験にはある程度の自信がありました。土地家屋調査士資格より取得が困難と言われる資格も取得しており,2〜3年の勉強で土地家屋調査士試験は合格できると自惚れていました。それが結局6回目の受験で何とか合格できました。自分は何て駄目なんだろうと試験に落ちるたびに反省しました。自分の人間性の醸成に土地家屋調査士試験は大いに寄与したと思っています。

勉強の方法ですが,受験指導機関もない田舎に住み,過去問のみが受験の様子を窺うことができる境遇にあるため,テキストと問題集のみが合格への武器でした。
その中で,問題のみに重点を置いた勉強をしました。その結果,何とか合格にたどり着きました。
逆に言うと,合格に6年もかかったのは,この勉強方法の結果かもしれませんので,参考までに読んでいただきたいと思います。
本来ならば,きちんとテキストを理解することで正解を導き出せるよう努力することが正しい道なのでしょう。
しかしながら,テキストの次の行を読み始めると,前の行に書いてあったことを忘れてしまい,グルグルと行ったり来たりの繰り返しで,一向にはかどりませんでした。
最初の2か月ぐらいはテキストを読みました。最低限の知識はテキストを読まないと分かりません。しかしその後は問題集の解答のみを行いました。
その結果,特に民法については似たような問題でも,少々角度を変えた問題が出された場合,全くのお手上げ状態でした。これは基本が分かっていないからだと思っています。
なお,合格した今でも民法については理解しているか,自分自身怪しいものだと思っています。

本屋に売っている問題集を見つけたら,何でも買い求めました。
その他受験機関が独自に販売している問題集も,過去のものも含め,いろいろなつてをたどって手に入れました。そして間違えたところについては,解説を読み理解するように努めました。
解説は最もその問題に直結した解答であるため,ただ漠然とテキストを読むより理解しやすいと思ったからです。ある程度の刺激が無いと理解できない50代にとって,これ以外の方法で知識を定着させる方法はないと思いました。
その結果,3年目,4年目には合格まであと2点というところまで来ました。不合格の原因は主に書式でした。
そこで5年目には,書式に力を入れて勉強した結果,前年までに蓄えていた択一の知識を受験時にはかなりの量を失っており,択一の足切りにかかってしまいました。
6回目の受験勉強は,自分自身どこか達観したところがあり,それ以前のようにガツガツと勉強することもなく,択一と書式のバランスを考慮した勉強をしていました。
受験時に,それまで蓄えた知識を最大限保有しておく工夫が今回出来たのが,合格という結果に繋がったのではないかと思います。
年に一度の2時間半の受験時に,いかに多くの知識を失わないでいられるか,各自の工夫が必要だと思います。
6年も勉強していると周りの風景が変わっていました。学生だった息子たちは社会人になり,長年飼っていた犬は2年前に死んでしまいました。さらに,勉強を理由とした不摂生のため,メタボになっていました。
合格できた今,失ったものを遅ればせながら取り戻そうと思っています。取り戻すことに挑戦できる自分は本当に幸せだなと感じています。
皆さん,諦めず頑張ってください。