宅建試験 通学講座 情報サイト 東京法経学院 名古屋校 2011年度通学講座 宅地建物取引主任者2011 本科 土曜クラス 1月22日,平日クラス 1月26日開講!!

当ページからの申込方法(オンライン)
お問合せ
資料請求
試験概要
合格体験記
東京法経学院トップページ
 

「突然の受験決意から本番までの4ヶ月間の過ごし方」

Y.Tさん

 私は18歳の頃から受験産業に携わり、大学卒業後も塾講師や大手大学受験予備校が実施する模試の採点等を行ってきましたが、30歳を過ぎ、更に社会の仕組みに根ざした実際的な仕事に携わりたいと思い、平成16年6月頃、宅建受験を決意しました。私はその前年の4月に結婚しており、それまでの仕事と主婦業をこなしながらの受験勉強となりました。

 とはいえ受験に必要な科目も勉強方法も全く知らなかったので、まずは梅田にある宅建受験の予備校に行き、担当の方からお話を聞いて試験の概要を掴みました。生講義というのは非常に魅力的だったのですが授業料が10数万円と高く、当時の私の懐具合ではとても払える金額ではなかったので、5万円前後で、と予算を決めインターネットで通信講座を探すことにしました。

 資料請求をして講義回数、模試の回数等からクレアールという予備校の通信講座が自分に合っていると思い、申し込んで勉強を開始しました。6月17日から権利関係・宅建業法・法令上の制限の順番で講義を聴き、2時間半×25回の講義を全て聴き終えたのが8月9日でした。正直言ってこの期間の勉強は、ただ講師の仰る通りにテキストに線を引いたり書き込んだり、ところどころで指定された問題を解くだけの受身の勉強に過ぎませんでした。

 その後8月中は付属の分野別問題集を解いていましたが、夏休みが書き入れ時の受験産業に携わっていたため仕事が忙しく、思うほど勉強時間が確保できないまま夏休みが終わりました。因みに民法は以前に一通り勉強した経験があったので、権利関係中民法分野についてはノルマから外していました。

 9月になり少し勉強時間が取れるようになったので、引き続き分野別問題集を解いていると、宅建業法については問題を解くだけである程度知識が身についていく実感が湧くものの、法令上の制限については間違ってばかりでした。そこで権利関係・宅建業法以外の分野で、理屈抜きで暗記しなくてはならない部分のテキストをコピーし、試験場へ持参する薄いノートに貼っていく作業を行いました。またノート化までは必要ないと思われるものの、一度は読み込んでおくべきと感じた税金や土地・建物、不動産鑑定評価などの分野について、適宜テキストの読み込みを行いました。

9月10日頃からは付属の模試を自宅で解いてみましたが、得点は30点台前半 とあまりふるわないものでした。そこで模試の復習をしっかり行い、混乱している概念など、自分の弱点をノート化し、間違いの多かった分野については重点的に付属の分野別問題集を解いて穴を埋める作業を行いました。

 通信講座付属の模試は結局4回分解きましたが、更に50問の模試を解きたいと思い、9月下旬に成美堂出版から出ているr宅建試験直前対策ブック」を購入して3回分の模試を解きました。この時の得点は20点台から40点台と情緒不安定になりそうなほど幅のあるものでしたが、とにかく復習を丁寧に行うことを心掛けました。更に週刊住宅新聞社から出ているrズバ予想宅建塾直前模試編」を書店で購入して2回分の模試を解きました。この本もただ問題数をこなすためだけに買ったものでしたが、法改正のポイント・語呂合わせカード・ヤマ当て・一問一答集・合格体験記まで載っている非常に密度の濃い本で、もっと早く出会っておけば良かった、と思いました。

 10月に入り、新作問題以上に大切なのは過去問だと思い、書店で自由国民社から出ている「今年こそ宅建!過去問」を購入して平成11年度の問題から平成15年度の問題までを解きました。統計データや税制などは年々変わるため、そういった分野に関連する問題は無視しましたが、それでも30点台後半以上の点数が取れていました。ただ、年度が新しくなるにつれ確実に問題が難化していっている印象があり、過去問で合格点を少し上回る程度の得点しか取れていないようでは本番で失敗しないだろうか、と不安が募ってきました。

 試験1週間前には夫に「宅建受けるのやめようかな。別にこの資格がないと仕事が出来ないという訳ではないし。誰に頼まれたわけでもないし。」などと弱音を吐いたりもしましたが、弱音を吐くとスッキリし、直前5日間は最後まで苦手意識が抜けなかった法令上の制限に関する語呂合わせカードを片っ端から覚えていきました。またインターネットでダウンロードした最新の統計データや、苦手項目満載の自作ノートの読み込みを繰り返し行いました。

 試験当日、いざ問題を解き始めると権利関係がかなり難しく、最初の15問に前半1時間を使ってしまい、後半1時間で残り35問を解くというとんでもない時間配分になってしまいました。その残り35問のうち、法令上の制限にもさっぱり分からない問題が多く、やることはやったという爽快感はあったものの受かったという手ごたえはありませんでした。結局16、7問は解答に自信が持てないまま試験場を後にしました。
 試験後、予備校が出した合格推定点が32点と意外に低く、もしかしたら受かっているかな、と思えるようになり、合格発表を見ると無事受かっていてとても嬉しかったです。発表された解答に基づく自己採点の結果は37点でした。

 以上のように4ヶ月間宅建の受験勉強をして感じたことを幾つかまとめます。
まず民法がかなり難しいので、できるだけ早く民法に取り組んでいただきたいと思います。その難しさは、宅建の問題が単なる民法知識を問うものではなく、民法知識があることを前提として問題文の事案を素早く把握し、その事案に"民法を適用して得られた結果"を問うことに由来すると思います。また民法知識がしっかり身に付いていると、宅建業法の8種類制限などがスムーズに頭に入ってきます。
 また、とにかく諦めないことが大切だと思います。私は試験直前に敵前逃亡しかけましたが、一生のうちのたった数日間必死になれば一生モノの資格が得られるかもしれないのです。そしてその直前期の頑張りは普段の勉強の数倍の勉強量に匹敵すると思います。一時的に睡眠不足になっても大丈夫です。絶対に諦めないで受けてください。
 それから日々不動産取引に関心を持つことも大切だと思います。不動産実務に携わっておられる方はともかく、私のように全く畑違いの仕事をしながら受ける場合は、少なくとも不動産関連の新聞の折込広告はじっくり読んでいただきたいと思います。きっと何がしか役立つ情報が得られると思います。
 最後に勉強方法についてですが、合格体験記は参考程度にして、自分に合った方法を模索してください。これまでの学歴や職歴、勉強に割ける時間、経済状態、学習上の弱点など、十人十色だと思います。幸い宅建は裾野の広い資格試験なので、大きな書店へ行けばたくさんの参考書や問題集の中から自分に合ったものを探すことが出来ます。常に自分に足りないものは何かを考えながら受験勉強を進めてください。

 宅建の受験勉強で私は随分と社会に対する視野を広げることが出来たと思います。大変有意義な4ヶ月間でした。今後は実務講習を経て登録し、宅建主任者として更に視野を広げていきたいと思います。どうか皆さんにも是非頑張って合格していただきたいと思います。

  • profile
  • 年齢 31歳
  • 最終学歴 京都大学経済学部経営学科卒
  • 受験回数 1回