社労士試験 通学講座 情報サイト 社会保険労務士2011 本科 2011年度通学講座 8ヶ月学習の総合カリキュラム 釈迦保険労務士 実戦答練'11 2011年度 中上級者 通学講座 6月12日開講!!

当ページからの申込方法(オンライン)
お問合せ
資料請求
試験概要
合格体験記
東京法経学院トップページ
 

「縁あって東京法経学院の答練を受講」

瀬田東司さん(埼玉県)

◆はじめに

 縁あって,長年営業畑にいた私が会社の総務に配置転換され,労働関係の諸業務に携わる事で,この資格の存在を知ったのは今から8年ほど前になります。
 その後,70歳でも合格できるこの資格への好奇心と自身の老化防止のために数年前から受験を開始しました。当初はどこぞの通信教育講座に申込み,教科書を数冊読みながら添削課題を提出し始めました。また夏場の本試験への勢い付けのつもりで,その年の5月に第一種衛生管理者試験を受験したら合格したので,一気呵成に合格できる気になっていました。
 埼玉アリーナの本試験会場は,刺激的でした。
はるか彼方まで老若男女が連なる圧巻。私もそれらの人々の中で着席し,時間通り開始し,時間通り終了しました。その後の数日間は精神的な疲労によって,何も考えられませんでした。
 それから反省しました。定年退職までに合格してやろうと思いました。第一歩。通信教育の教科書を片手に本試験問題を解こうとしたのですが,答えることが出来ません。この講座では一生合格できないと考えました。そんな折り,長女がダイエックス社の社労士受験ビデオ通信講座を受講し始めました。
私には,このボリュームを消化することは出来ません。それでも,労務行政刊・労働法全書を私の教科書として,各法令の条文に接することから開始しました。
 ダイエックス社・賀山先生のビデオは有益でした。再三無難な富士子さん,ナロシロクロなど覚えておかなくてはならない数字のゴロ合わせや,労災保険不適用の小事業主が労災被災時に健保適用される事例などの最新情報。「本試験では法律家としての資質を問う」ので,被保険者期間・算定基礎期間・算定対象期間等の意味や定義を正しく理解した上で覚える事などの心構え。実際,本試験で何問か出題されました。
けれど私は合格できませんでした。

◆東京法経学院との出会い

 広告代理店に勤務していた時代,東京法経学院の学院長とは面識がありました。原稿を直接受取り,学院の近所で御馳走を頂いた事もありました。
 本試験前に各受験予備校が配布している資料がありますが,偶然手にした冊子の問題が労基法で出題されました(ちなみに今年は辰巳の直前チェックが労基法でヒット)。
 それが東京法経学院の冊子だったのです。縁を感じて,受講を開始しました。学院長が覚えていてくれればうれしいな,と思いつつ,逆に,もうここで受かるしかない,と考えつつ。
3年前,仕事のスキルアップのために受講した社会・労働保険の短期講習で講師の社労士が「独学で合格するのは無理」と話していました。
 かの賀山先生も「常識問題」の講義で,他校の受験生が知っている事は知っていなければ負ける,と言っていました。折良く,書店で「日経新聞出版社・うかる??社労士」を入手し,私の感触にフィットしたので,これを教科書に決めました。
 本試験は8月。実戦答練は4月からなので時間に余裕はあります。毎年のことですが試験勉強は年末には忘れます。なので,10月から毎日計画的に教科書をこなし始めました。平日は2〜3ページの日もありました,残念ながら,勉強できない日も。その分,土日に稼ぎました。
 家庭内別居も気になりませんでした。でもショックなのは,国民年金法の頃には労基法を忘れていることです。翌年からは書いて五感で覚える方法を学びました。気安めですが。

◆実戦答練が始まる

 4月。実戦答練が始まりました。真剣勝負です。解答時間は気にしませんでした。しかし特別障害給付金とか,諸外国との年金通算協定など想定外の問題が続出しました。後で労働法全書や教科書を洗いましたが,そこには記載されていました。要は,私の勉強の中身は質の浅いものだったということです。しかし我慢し,手法は変えませんでした。継続して,わからなかった事や知らなかった事を,その都度覚えました。すぐ忘れましたが,また覚え直しました。
 風呂場やトイレで疑問に感じたら,すぐ後で教科書を開きました。自分の答に自信がある時は,確認のために質問票も出しました。そして裏付けが取れました。そうなると時間が足りません。
 7月。答練が終わり,公開模擬試験が始まりました。暗中模索。不安。結果として言える事ですが,模擬試験は有効です。今年は東京法経学院の直前問題集が発行されなかったので,別会社の問題集で8月の毎週日曜日に3回分実施しました。各回の自己採点で,合格レベルとの比較が可能でした。選択式は32点・択一式は45点を目標にしました。また過去問題をジャンル別に再構成したデータベース講座も有益でした。
 平成16年度の本試験で正解した問題がそのまま19年度に出されたのに,今度は不正解だったり。
 ふがいなさを感じたりしました。それも勉強でした。
 本試験問題にも当初は疑心暗鬼でした。毎年設問に不備(訂正)がありましたから。しかし何年も受験していると,いつの間にか試験時間中に「設問者の気持ち」を感じる問題が幾つか存在するように思えて来ました。法律家より,実務家を求めているのか…とか。だから19年度本試験には合格したかった。けれどそこで初めて不得意科目の存在に気付きました。20年度本試験は個人的には合格して当然でした。唯一の不安は「物忘れ」。未だにオタク問題と確信している選択式の健保も,基礎を忘れなければ3点取れる内容です。私は2点でしたが,知る限りの教材に記載がなかったので,足切りの不安はありませんでした。

◆おわりに

 さて先日の合格祝賀会で,社労士資格を持つ先輩が「自営が難しい」スタートの現状を語られていました。でも個人的には,取得した資格を休眠させるつもりはありません。実務家に向けての更なるステップ,次は江原先生(東京法経学院講師)のおっしゃる通り,特定社労士の付記を目指します。

 瀬田東司
    〔 profile 〕
  • 合格時の状況 フルタイム
  • 合格時の年齢 55歳
  • 学歴 大学文学部卒
  • 受験回数 6回
  • 1日平均学習時間(直前期) 2時間