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「最後まで粘り抜いて合格」

T.Kさん(東京都)

 私は平成16年度の社会保険労務士試験を受験し,無事合格することができました。これもいろいろな人に支えられてきた賜物と信じ,関係各位様に御礼申し上げる次第です。
元々,私は学生時代に雇用保険法を研究テーマとして,勉強をしたことがありました。そしてその後,転職入社した会社で社員の諸管理業務に従事することとなり,その過程でその他労働・社会保険関係法制等の理解の必要性を感じ,受験を決意しました。
申込みの時点で私は仕事をしており,諸事情により通信教育で学習することにしました。私は,電車の中での勉強はできないので,家である程度の時間を集中してテキストを開くようにしました。土日は,まとめて勉強時間を稼ぎました。生講義で仕入れられない情報不足のハンディは,『不動産法律セミナー』やその他受験情報誌から補いました。
実際に勉強を始めたのは,これまたいろいろあって,受験年度の1月第3週目からになりました。その時点では,とにかく「日々できることを毎日,なおかつ定時に少しずつでも継続し,とにかく最終的に苦手な科目を極力なくす」という自分なりの目標を立て,実行していくように努めました。

◆テキスト通読

 初めてテキストを通しで見たときは,かなりの部分の解説がわからないままで,テキストを一巡させるのに1月半以上かかりました。しかし最初でしたので,細かい部分にはこだわりませんでした。
テキストを一読した結果,枝葉の部分の知識を詰め込んでいくには自分なりにまだ少々不安を感じましたので,過去問の分析は一旦棚上げし,焦らず,すぐさま2回目の通読に入りました。
2回目は1カ月ちょうどかかり,3月下旬に終了しました。

◆過去問・模試等・教材の利用法等

 2回目の通読が終わってから,いよいよ過去問に着手しました。本試験の問題は,全部の選択肢の正誤がわからなくても解けるケースもあります。
ただ私は,諸々の情報を分析した結果,その時点では肢毎の正誤を理由も含め,正確に解答できるようになることこそが重要と考え,かなりの時間をかけて過去問集解説の把握に努めました。東京法経学院の過去問集は,そういう点からすれば分類が科目別になっていましたので,非常に使いやすかったです。
模擬試験については,後述のとおり,正直振るいませんでしたが,「本番で正解できればよい」と割り切り,その代わり復習には相当時間をかけて内容の理解に努めるというスタンスを取りました。実際,過去問も模擬試験も,解説には「てにをは」の部分まで自分なりに細かくこだわってチェックしました。
改正論点の資料まで出揃ったのは,4月終盤から5月頃のことだったかと思います。この時点で私は,ただテキストを漫然と読むだけでは「最初の方で学習した部分は忘れ,またそれらを初めからやらなければならなくなるという悪循環に陥りやすい」ことも実感しました。
その不安と解消を図るため,私はいろいろ考えた挙句テキストにマーカーを付し,色分けすることにしました。その色分けは,1.直近5年間に過去問で出題されている箇所,2.模試の予想問題で出た箇所,3.改正論点の3種類で,分けて行いました。これは自己流の方法でしたが,このお陰で重点を置いて勉強をすべき箇所と,そうでない箇所の線引きが自分なりにできるようになりました。
また,私は復習重視型でしたので,特に直近5年間で3回以上出題されている分野については,再出題時はゆめゆめ落とさないように心がけ,出題頻度がとりわけ高い改正論点は,改正内容をテキストに書き込み,暇を見ては繰り返し見直しをしました。
ここの部分に関しては,その人なりに合ったやり方があると思いますので,あくまで一例とお考え頂きたく思います。

◆白書・一般教養対策

 私の場合,時間がなかったせいか,特に特別な対策を施したわけではありません。
結果的には模擬試験の当該分野の復習や,過去問で時折問われる数値,例えば失業率などの数値データを追ったりすることに,終始努めました。ただ,できればそうした部分の対策は,もっときちんとやっておけばよかった気がします。
模擬試験の時も含め,これらテキスト通読と過去問,模擬試験のデータのインプット作業等は,試験の前日まで続けました。試験直前期は,前日まで3日間かけて,全範囲を見直しました。
試験当日には,「ここまでやったのだから悔いはない」というところまでは,到達していたと思います。

◆スランプ(?)解消

 いってみれば私の場合,受験勉強そのものに好況期がありませんでしたので,本来スランプも何もないのですが,どうしても疲れた時は,思い切ってテキストを開かず,好きな音楽を聴いてリラックスしていました。そうした方が,翌日からの再スタートが切りやすい気がしたからです。
通信教育を利用されている方は,特に孤独感に苛まれがちでしょうから,メリハリをいかにつけるかは,受験のための勉強時期を乗り切るうえでとりわけ大事になると思います。

◆終わりに

 本試験では,たまたま前日見直しをしていた箇所が試験に出ました。それは,まさに「試験は水物」という言葉を自ら体感することになりました。ただ裏を返せば,運を引き込むだけの努力はできたのではないかとの自負はありました。
模擬試験等は,最後まで(全国模試も含めて)ほとんどC判定(要努力)で,優秀者として名前が載ったことは一度もありません。それでも,最後まで,試験前日まで粘り抜いたことが,結果的に合格につながったものと思います。
そんな私の経験が,今後受験される皆様に,多少でもお役に立てれば幸いです。

 
    〔 profile 〕
  • 年齢 35歳
  • 職業 会社員
  • 最終学歴 大学院修士課程
  • 受験回数 1回
  • 1日平均学習時間 (平日)1時間
  • 受験動機 自己啓発