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「親友の公務員合格に刺激され、合格!」

M.Yさん(栃木県)

◆『はじめに』

 私が,社会保険労務士という職業を知ったのは,大学内で行われたガイダンスがきっかけでした。講師は,「不動産法律セミナー」(東京法経学院)において連載されていた利波幸一先生でした。それ以前は,社労士という名前さえ知らなかったのですが,先生のガイダンスをきっかけに社労士をめざすことになりました。
社労士の受験勉強を開始した大学3年当時,私は単位不足で,卒業さえ危うい状況でした。まして,社労士の勉強は週1回の講座を聞くだけでしたので,当然,不合格になりました。

◆2年目の失敗と転機

 2年目の勉強は,就職しようか,社労士を本気でめざそうか,悩みながらの開始でした。
最初は,勉強する習慣を,身につけることをめざしました。恥ずかしい話ですが,勉強するという習慣がない状態で大学まで来てしまい,何よりも勉強することが嫌いでした。それまでは,一夜漬けの勉強しかしてこなかったので,地道に勉強することが地獄に思えました。
しかし,こんなに毎日勉強することがキツイことなのかと思いながらも,それを続けることにより,少しずつですが,勉強するという行為が苦にならなくなりました。
私に勉強する習慣が身につきはじめると,次に,新しい問題点が浮上してきました。それは,合格するための勉強法がわからなかったのです。
暗記をするためには,何度も繰り返して問題集をやるのが一番なのですが,一度も問題集をすべて終わらせることもなく,試験日を迎えてしまい,またも不合格となりました。
しかし,この2年目の受験期に,私にとって忘れることのできない,ある出来事がありました。それは,親しい友人が,公務員試験を独学で突破したことです。
ご存知だと思いますが,公務員試験には,数的推理など数学の知識が必要とされる試験科目があります。その友人は,高校2年から数えて約6年間も数学から離れた状態であったにもかかわらず,大学卒業から約半年間,死にものぐるいで努力をし,苦手だった数学を独学で克服して,見事に合格したのでした。
その友人は,私に努力をし続ければ,必ず結果がついてくることを見せてくれ,そのことが結果として,私を合格に導いてくれたのでした。

◆そして3年目

 3年目は,自分の進む道は社労士しかないという思いも定まり,気合を入れ直しました。
最初にしたことは,合格体験記などを読み,自分ができそうな勉強法を選んで,試行錯誤しながら勉強をすることでした。
次に,基本を身につけなくてはいけないと思い,教科書を熟読しました。そのときの補助教材として,また択一式対策として,10年分の過去問集を使いました。過去問は解くのではなく,過去の問題の確認として使いました。一度では問題を覚えることができなかったので,各法律につき5〜6回,繰り返して勉強しました。
また,過去問集や模試の解答のうち,教科書に記述されていない説明部分をメモ帳に書いて教科書に貼り付け,自分なりの教科書を作っていきました。この,一つの教科書に書き込む作業は,知識の分散を防ぎ,暗記をスムーズに行うための大きな力となりました。
選択式対策としては,合格した先輩に聞いた問題集を購入し,勉強する日は,午前中に必ず2時間やることにしました。さらに,数ある指導校の模試の選択式問題をすべて解き,模試のときにもらった選択式の問題集も解きました。
また,勉強した日には,必ず勉強した日にちと勉強時間を日記に記録し,自分がその日,どれだけ勉強したのかの把握と,勉強時間の調整をしました。
手で書いて暗記をするために使ったルーズリーフも,決して捨てませんでした。これは「俺はこんなにやっているから大丈夫だ」と,自分に言い聞かせるためで,自分自身の精神を安定させるための,最良の「良薬」でした。

◆模試と直前期

 7月に入ると,各指導校では模試が始まります。
ここでお勧めしたいのは,必ず1回は会場で受け,結果が悪くても気にしないことです。模試は自宅受験も可能ですが,自宅で問題を解くと,どうしても緊張感が薄れてしまい,試験会場独特の雰囲気を味わえません。それさえ味わっておけば,本番でも会場の雰囲気に呑み込まれることはないでしょう。
悪い結果は気にしない,とはいえ,必ず解けなかった点を復習し,自分の弱点が発見できてよかったと,プラス思考で考えるように心掛けてください。
最後に,直前期の過ごし方ですが,試験前1ヵ月が本当の勝負の時期だと思います。それ以前の悪かったところはすべて忘れ,試験日前1ヵ月間は自分の限界を超えて勉強することが,最も大切だと考えます。
私は,直前期以外は1日5時間から7時間勉強していたのですが,直前期だけは,1日10時間から12時間勉強しました。私にとって,「10時間勉強する」という壁を超えることが,自分の限界を超えることでした。
長時間勉強することが,必ずしも有効だとは思いませんが,自分の限界を超えるためには,それも一つの方法だと思います。

◆おわりに

 この3年間を振り返りますと,今までで,最も充実した日々を送れたような気がします。辛いこともたくさんありましたが,両親や友人たちの励ましがあったからこそ,がんばることができました。勉強法は,受験生の数ほどあると思いますが,最も有効な勉強法は「努力」だと考えます。だから,どんなに苦しいときでも,努力することをやめないでください。努力をし続ければ,必ず結果はついてきます。
最後になりましたが,皆さんの合格を切に願っております。

 
    〔 profile 〕
  • 年齢 24歳
  • 職業 無職
  • 最終学歴 大学法学部卒
  • 受験回数 3回
  • 平均学習時間 6時間
  • 受験動機 法律に携わる仕事がしたくて