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書籍概要
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●約980条に及ぶ会社法の条文について,司法書士試験に的を絞り,合格に必要な情報を図表により徹底的に整理・集約した短期合格のためのテキストです。
●全20のテーマは,インプットを趣旨とするチェックステージと,アウトプットを趣旨とするチャレンジステージからなります。各テーマは,以下のとおりです。
1 株式会社の設立 2 株式 3 新株予約権 4 機関設計・株主総会 5 取締役会 6 会計参与・監査役・会計監査人 7 委員会設置会社 8 役員等の損害賠償請求権 9 計算等 10 株式会社の解散・清算 11 持分会社 12 社債 13 事業譲渡等・組織変更 14 合併 15 会社分割 16 株式交換・株式移転 17 外国会社 18 訴訟等 19 会社法総則 20 商法・整備法
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はしがき
〔1〕本書の概要
本書は,司法書士試験に的を絞り,合格に必要な情報を図表により徹底的に整理し,集約した,短期合格のためのテキストである。本書は,「本書と条文さえあれば合格できる!」と胸を張って言える水準のテキストに仕上がっており,本書に記載されている情報に無駄はなく,本書に記載されていない情報で必要な情報はないであろう。まさに,タイトルどおり最強のテキストである。
本書の出版にあたっては,東京法経学院の講師である森山和正氏に監修・校正,さらには,出版のための営業活動まで協力いただいた。こころよりお礼を申し上げる。
〔2〕司法書士試験における会社法及び本書の活用法
司法書士試験における会社法は,午前の部の出題科目であることのみならず,午後の部の出題科目である商業登記法(択一式及び記述式)にも密接
関係があるため,司法書士試験の中で非常に重要なウェイトを占めている。そして,その出題は,900条を超える膨大な条文の正確な知識を問うものであり,合格レベルに達するには相当の労力が必要となる。
本書では,以上のような司法書士試験における会社法の出題分析をふまえて,受験生の労力を少しでも軽減し,効率よく学習できるよう,図表を活用した。また,平成18年度及び19年度の本試験を分析すると,ある制度と他の制度を比較する問題が多く出題されているが,本書においては,図表による比較を行うことにより,近年の試験傾向にも対応させた。
本書は,学習初期の受験生が知識の整理に活用することもできるが,それだけではなく,会社法の条文読みをする際や,試験直前期の知識の確認にも,幅広く活用できる内容となっているので,それぞれのニーズに合わせて活用してほしい。
〔3〕受験生へ
最後に,司法書士試験においては,そのほとんどが本書の内容から出題されるはずであるから,受験生は,本書を徹底的に活用し,短期合格の栄冠を
勝ち取って欲しい。読者諸君の健闘を祈る。
改訂版発刊にあたって
平成18年 5 月 1 日に会社法が施行されてから,平成18年度,平成19年度及び平成20年度と 3 回の司法書士試験が実施され,過去問が蓄積されたため,出題された全24問を参考過去問として掲載することとした。
参考過去問は,どの論点から過去問が出題されているか,明確に認識することができるよう,多肢択一問題を肢ごとに分解し,体系的に整理して該当するテーマのチャレンジステージに挿入した。
また,参考過去問について,詳細な解説も掲載しているので,徹底的に活用し,過去問を制覇してほしい。
平成21年 1 月
著者 司法書士 竹尾豊大
監修者のことば
本書は,司法書士試験で必要となる会社法・商法の必要不可欠な知識を整理したもので,以下のような特徴があります。
第一に,会社法・商法の知識を図表により整理したことです。会社法・商法の学習では,条文の重要性が指摘されます。たしかに,会社法・商法の学習において条文の重要性は,否定できません。しかし,取締役会設置会社とそうでない会社,公開会社とそうでない会社など場合分けが多く,なかなか整理するのは大変です。また,取締役会と株主総会などは,その相違点を比較しながら学習しなければ,混乱してしまいそうです。そこで,会社法の学習では,図表による整理が必要となってくるのです。ところが,図表で整理した参考書は,見当たりません。多くは,整理されていない情報が羅列されているものばかりで,到底使いこなすことなどできません。本書は,図表で整理したことにより,場合分けが複雑な場合でも,すっきり整理することができるでしょう。また,類似の制度などは,比較する図表を多く入れましたので,今まで混乱しがちであった知識も整理できるでしょう。
第二に,司法書士試験に合格するために必要かつ十分な知識を厳選していることです。会社法も施行されてからずいぶん経ち,様々な基本書が出版さ
れ,受験界でも様々な参考書が出版されています。しかし,受験生が合格するために必要な最低限の知識を整理したものは残念ながらありません。とて
も受験生が身につけることもできなそうな分厚いものばかりです。司法書士試験合格に必要な知識はそんなに多くありません。ましてや満点を取る必要
はないのです。また,多くの人は分厚い基本書に取り組む時間はなく,何も得ることなく終わってしまうのが落ちです。しかも,勉強しなければならないのは,会社法だけではないのです。そこで,本書では,本試験を徹底的に分析し,掲載する知識は,本当に必要なもののみに厳選しました。これにより,本書を使用する受験生は,無駄な学習を回避することができることになるのです。また,逆に,合格に必要な情報は,すべて掲載されていますから,安心して学習することができます。本書の薄さを見てください。この薄さで必要な知識をすべて整理しているような本は見たことがありません。無駄な説明をはぶき,覚えるべき情報だけを整理している分薄くなっているのです。情報の一元化が必要であるとよくいわれますが,本書を使えば,必要十分な知識をコンパクトに整理することができるでしょう。基本テキストで勉強中の方や基礎講座を受講中の方も,本書をサブテキストとして利用することで,より知識が整理でき,何をどのように覚えていけばいいかが明確になるでしょう。
第三に,チャレンジステージとして,演習問題を付けたことです。知識の定着を図るためには,問題を解くことが必要になります。ところが,会社法施行前の過去問は,いくら修正しても,視点が異なりますから,あまり参考になりません。そこで,本書では,過去問を使用するのではなく,新作問題を作成し掲載しました。これにより,知識の定着を図ることができるのです。問題も会社法の重要知識を問う良問ばかりですので,安心して使ってください。
今までの参考書は,情報を整理していない,必要十分条件を満たしていないなど,受験生に無用な労力を強いるものばかりでした。本書は,以上述べてきたように,会社法・商法について必要十分な情報を図表で整理した初めての本です。本書を利用して,無駄な労力は使わず,会社法・商法を得意分野にしてください。
監修 森山和正
本書の使用法
本書では,会社法・商法について試験で必要となる知識を20個のテーマに分けて整理しています。各テーマは,「チェックステージ」と「チャレンジステージ」から成り立っています。
(1)チェックステージは,図表により,必要となる知識を整理したものです。
一つ一つの図表がそのまま,学習のポイントになっています。整理した上で覚えていくようにしてください。
とくに重要な点については,赤字で印刷しました。その部分は,付属の赤いシートをかぶせると消えます。そのようにして,重要知識の穴埋め問題として使用することにより,知識の定着を確実なものにすることができるでしょう。
また,各図表には,見出しを付けました。これは,各図表のテーマを表しますが,実は,別の使い方もできるように工夫しました。それは,この見出しが〈問題〉で図表がその〈答え〉という意味合いを持たせたということです。つまり,見出しだけを見て,図表に書いてあることを考えてみるという学習も可能なのです。たとえば,「取締役の任期」という見出しは,「取締役の任期を答えよ」という問題に読み替えて,その図表に書いてある内容を考えてみるのです。考えてから,図表をみると,取締役の任期についての原則から短縮できる場合,伸長できる場合などが場合分けして整理してありますから,自分の考えと比べてください。見出しだけを見て答えるのが難しければ,見出しと表の薄いピンクの網掛けの部分を見て考えてください。薄いピンクの網掛けをみれば,表の形が分かりますから,考えやすくなるでしょう。最終的には,見出しだけをみて,表の形までわかるようになるのが理想です。このように使用すれば,問題意識も高まり,知識の定着にもより有効となります。
(2)チャレンジステージ
チャレンジステージでは,チェックステージで整理した範囲の問題が掲載されています。すべての問題に詳細な解説を加えるとともに,チェックステージのどの図表からの出題か分かるように,図表番号を掲載しました。間違えた問題やわからなかった問題については,必ずチェックステージの図表に戻って整理をし直してください。
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