直前期・本試験の戦略が「合格」への鍵をにぎる。|合格体験記|行政書士試験|東京法経学院





行政書士 合格体験記

直前期・本試験の戦略が「合格」への鍵をにぎる。

体験記

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◆今一歩の努力が必要

 「合格のためには、いま一歩の努力が必要です」これは、公開模試の結果についての私へのコメントです。しかし、合格したいという気持ちだけは人一倍強かった私は、直前期の学習法と本番の対策を必死で考え、実行しました。

◆直前期の学習

 私が考えて実行した直前1ヶ月の学習は次のとおりです。

  1. 模試の活用
    合格・不合格を決定するのは、あくまでも本試験の出来です。そのため、本試験の出題に近い模試を徹底して活用することが最も効果的と考えました。実際、私の10月の休日は、いずれも通信の公開模試を解き、解答テクニックを磨きました。
  2. 弱点補強
    私は、試験の成績を短期間で上げるためには、点数を伸ばす余地が多分にある不得意科目を1問でも2問でも拾う方が得策と考えています。そこで私は不得意科目のテキストを常に持ち歩き、コマ切れの時間に何度も繰り返し読み、暗記しました。
  3. 3.イメージ・トレーニング
    本試験に至るまでの様々なリスクやアクシデントを想定し、あらかじめ対処法を考え、それらを克服している自分をイメージしました。こうしておけば、危機的な状況に陥っても、パニック状態にならずに済みます。

◆本試験の心がまえ

 本試験において、自分の持てる力を100%発揮するために、次のような対策を実行しました。

  1. 本試験には絶対に遅刻しない。
    行政書士試験は、1問当たり2分30秒で処理しなければなりません。本試験当日は、余裕を持って試験会場に到着することが重要です。
  2. 試験直前はリラックスする。
    試験会場で、必死にテキストを読んでいる人を見かけます。しかし、試験直前に猛勉強することはかえって目と頭と心を疲れさせていまい、逆効果になるのでリラックスが必要です。
  3. 本試験の時間配分・解答順序をあらかじめ決めておく。
    私は模試での経験から、「得意科目から不得意科目へ」という流れを重視し、法令科目・記述式(15分)→解答用紙記入(5分)→一般教養(40分)→解答用紙記入(5分)→法令科目・択一式(75分)→解答用紙記入(5分)→全体のチェック(5分)という手順でやるようにしていました。
  4. 全問解答し、捨て問はしない。
    税法、商法に限らず、本試験問題の中には必ず難問、奇問があります。しかし、注意深く見ると明らかに誤っている肢があることに気づきます。こうした肢を消すだけで正答率が飛躍的にアップすることになります。合格ライン付近にいる者にとって、この正答率の差はあまりにも大きいと思います。

◆本試験の出来が合否を左右

 合格・不合格を決めるのは、あくまでも本試験の出来です。とすれば、直前期・本試験の戦略が「合格」のために最も重要ではなかろうか。無論、私のとった対策が誰にでも通用するとは思いませんが、私の体験が少しでも読者の皆さんの参考になれば光栄です。