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テキストを繰り返し読む!「7回読み」勉強法とは


テキストを繰り返し読む!「7回読み」勉強法とは

東京大学法学部を首席で卒業し、現在は弁護士やタレントして活躍している山口真由さんが、提唱する勉強法「7回読み」。
シンプルな方法ながら、科学的にも効果があると言われている勉強です。
ここでは、勉強が苦手な方でも実践できる、「7回読み」勉強法についてご紹介します。

 
 

7回読み勉強法のやり方

まずは7回読み勉強法のやり方を見ていきましょう。

① テキストや参考書、教科書を読む
② それを7回繰り返す

これだけです。しかし回数ごとに意識するポイントが異なります。

【1回目】
見出しを読んでいき、参考書の全体像をつかむ

【2回目】
文章を流し読みする

【3回目】
参考書の構成を把握するように読む

【4回目】
文章中のキーワードに注目して読む(深く理解をしようとはしない)

【5回目】
キーワードの説明文を意識して読み、段落ごとの意味を把握する

【6回目】
キーワードの意味や段落ごとの意味を理解しているかどうか、答え合わせの感覚で読む

【7回目】 
意味を理解しようとしながらじっくり読む

繰り返し読むことでより定着する

一度の学習で情報を知識として定着させることはできません。何度も同じ情報に触れることで知識として蓄えられていくものです。

カナダのウォータールー大学の研究で、記憶は時間が経つにつれて消えていくものの、24時間以内に10分復習、1週間以内に5分復習、1か月以内に2~4分復習することで復活するということがわかっています。
7回読み勉強法は繰り返し読むだけのシンプルなものではありますが、何度も同じ情報に触れることができ自然と復習をしているという状態になれる、科学的に効果がある勉強法なのです。
一気に知識として定着させようとするのではなく、何度も何度も繰り返し情報に触れるということに意識を向けて勉強するようにしましょう。

参考書選びが重要

7回読み勉強法を成功させるには、参考書選びが肝心です。
何度か読み返しているうちに「この参考書は違うな」と思ってしまうと、ほかの参考書に目移りして、同じ情報に何度も触れるという復習効果が薄れてしまいます。
7回読み勉強法を実践するのであれば、参考書選びに一番時間をかけるべきでしょう。

その際は、学ばなくてはならない内容が網羅的に記載されているものを選んでください。
ネットショップで購入するのもいいですが、それよりも書店に足を運び、実際に多くの参考書に目を通してみて、比較検討したうえで選ぶことをおすすめします。


問題集の解答はノートに書こう

シンプルながら科学的にも効果があることがわかっている7回読み勉強法。
7回同じ参考書を繰り返し読むだけの勉強なので、勉強が苦手だという方でも実践しやすいでしょう。
資格試験に向けて勉強中だという方は、ぜひ挑戦してみてください。

コラムの運営会社

東京法経学院

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