勉強法

朝は「脳のゴールデンタイム」! 朝に勉強をするのが効率的な理由とは


朝は「脳のゴールデンタイム」! 朝に勉強をするのが効率的な理由とは

近年「朝活」という言葉が一般的になり、朝の時間を有効活用するという人もどんどん増えています。目覚めてすぐの時間に勉強をすれば気持ちがいいですし、捗りやすいものですよね。
朝というのは実は、脳科学の観点からも勉強に向いている時間といえるのです。この記事では、朝に勉強をしたほうがいい理由や、朝の勉強を続けるコツについて紹介します。

 
 

朝勉強の効果は脳科学で実証されている

脳科学者の茂木健一郎氏によると、朝目覚めてからの3時間というのは脳が最も効率よく働く「ゴールデンタイム」なのだといいます。一日働き通した脳は夜に睡眠をとることで一旦リセットされ、起床後には新たな気持ちで活動をすることができるのです。
起きてすぐというのは、大脳の扁桃体という部分が活性化し、運動能力や記憶力が上がりやすくなる時間でもあります。この時間に勉強すれば、学習内容が定着しやすくなります。
朝の時間をスッキリと過ごすためには、起床後すぐに屋外の光を浴びるのが効果的です。網膜から光が入ると脳に覚醒を促すホルモンのセロトニンが放出され、体のリズムが整いやすくなります。

朝の勉強には「締め切り効果」がある

朝学習を習慣づけようと思うなら、家を出る約2時間前に起きて勉強するよう心がけるとよいでしょう。
勉強をするときには、制限時間を設ける「締め切り効果(タイムプレッシャー)」を上手に活用したいものです。
朝の勉強には、家を出るまでという制限時間が設けられることになります。
時間があると思うと人間はダラダラしてしまいがちですが、時間が限られていれば集中して学習を進めることができるのです。

十分な睡眠が朝勉強の効率を上げる

「朝に勉強しよう」と意気込むあまり早起きしすぎると、睡眠時間が削られてストレスが溜まりやすくなるので気をつけましょう。
朝スッキリ目覚めるためには十分な睡眠時間を確保することが大切です。
最低でも6時間以上寝られるよう、朝5時に起きるのなら夜11時までに寝るといった形で逆算してきちんと睡眠をとりたいですね。
十分な睡眠をとるよう心がければ朝の勉強が負担にならず、継続しやすくなりますよ。

朝の時間に適した勉強内容とは?


朝の時間に適した勉強内容とは?

朝の時間に学習をすると、脳は次第に睡眠状態から覚醒状態にシフトしていき、ドーパミンやアドレナリンといった脳内物質が分泌されやすくなります。
快感を生み出す物質であるドーパミンが分泌されている時間帯には、苦手なことや難しいことにも取り組みやすくなります。

こういった脳科学の観点から、朝の時間帯には思考力や論理力を問われる学習をするのがおすすめです。
また、前の日に覚えたことがきちんと定着したかを朝の時間にテストして確かめるのも効果的ですよ。

朝の勉強には、捗りやすく記憶が定着しやすいといったさまざまなメリットがあります。
朝というのは、脳科学の観点からも勉強に適した時間とされています。
資格の学習を効率的に進めたいという方は、ぜひ早起きして勉強をする習慣をつけてみてくださいね。

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東京法経学院

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