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行政書士の仕事は女性に向いている?


フォーマルスーツの女性

行政書士は、他の士業と同様に男性の割合が高い仕事ですが、実は女性に向いている仕事だといわれています。行政書士のどのような特徴が、女性の強みを活かすことができるのでしょうか? 今回は、行政書士の仕事が女性に向いているポイントをご紹介します。

 
 

行政書士の業務範囲は幅広く、女性目線が役立つ分野がある

行政書士の仕事はとても幅広く、代行を依頼される官公庁に提出する書類の種類は3000種以上あります。これらの多岐にわたる書類を作成して、手続きを代行していく際に、女性目線が活きてくることがあります。

例えば、離婚問題といえば弁護士をすぐに思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、行政書士も離婚に関する問題を依頼者と取り組む存在です。離婚に関する法律を知りたいという依頼者の相談にのったり、離婚について合意している内容を書面にしたりします。このときに女性の依頼者が、同じ女性だから相談しやすいと感じることは少なくありません。また男性の依頼者が、男性の行政書士ではなく、奥さんの気持ちを想像しながら相談できる女性の行政書士に依頼することもあります。

コミュニケーション能力が重要な行政書士は、聞き上手な女性向き


ボールペンで書類を書く

行政書士の仕事は、相手が作成して欲しい書類を作り、場合によっては手続きの完了まで代行します。

上記で、離婚にも行政書士が関わる場合があることをご紹介しました。依頼者の悩みを聞き、本当に必要な要望を知るにはコミュニケーション能力の高さが必要となります。離婚問題を抱えている依頼者の場合は、感情的になる人も多いでしょう。そのような場合に、理論的な話を好むといわれる男性よりも、感情で話してしまう人の気持ちがわかる女性の行政書士の方が上手に依頼者から聞き取りを行えるでしょう。

また離婚問題に限らず、特定分野の許認可申請を代行してほしいという依頼者の相談を受けることが多いのも行政書士の仕事の特徴です。依頼者が申請したいと思っている認可申請について、事業内容と見比べ間違いがないかどうか確認しなければいけません。

例えば、「化粧品製造販売免許」を申請したいという依頼があった場合は、依頼者の話をよく聞いて免許の取得に必要な事項を確認します。依頼者の立場では、「化粧品製造販売免許」を取得できないことをわからずに申請したいと依頼してくる相談者もいるでしょう。そのような場合には、現状で取れる最善の方法について相談していく必要があります。コミュニケーション不足なときには、免許が取れないのに手続きをしてしまうと、お金と時間ばかりかかり依頼者を怒らせてしまうかもしれません。

また、よく話を聴くと、依頼者が化粧品の販売のみ行おうとしている場合もあります。このような場合は免許がなくても、販売だけならできるという説明をするだけで依頼者の悩みは解決されるわけです。お金や時間をかけて、わざわざ免許を取得する必要はありません。依頼者が今必要なことを、会話から聞き取り、その要望に沿った対応をしていくときに聞き上手な女性の能力が活かされます。

行政書士の資格試験は年齢制限がないので、努力とやる気さえあれば何歳からでも挑戦できます。実際に、結婚や出産の際に退職した女性が、育児が一段落する頃に目指す資格としても人気があります。育児と並行して、資格取得に挑戦する女性も少なくありません。

今までとは違う働き方を考えているのなら、行政書士試験を受けることを考えてみませんか? 気になる方は資格試験を受けるための資料を集めるところからスタートしてみましょう。無料の説明会に参加するのもおすすめです。

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東京法経学院

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