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向いているのはどんな人? 土地家屋調査士の適性


向いているのはどんな人? 土地家屋調査士の適性

土地家屋調査士は、不動産の調査や登記に関する業務をおこなっています。
不動産に関する高度な知識や経験が必要なのはもちろんのこと、その他にもさまざまなスキルが求められています。
それでは、土地家屋調査士として活躍するためにはどういった資質や能力が求められているのでしょうか。

 
 

土地家屋調査士はフィールドワークの力が必要

土地家屋調査士の仕事はオフィス内で完結する仕事ではありません。
最初に土地や建物等の測量が必要になるため、現地の状況を調査するところから始まります。
社内の作業だけでなく、フィールドワークをおこなって仕事を進めていくことになるため、外での仕事に抵抗を感じない人に適性があるといえるでしょう。

コミュニケーション能力が高い人に適性がある

土地家屋調査士では顧客との関わりだけでなく、都道府県が管轄している土木事務所や、役場の管理部署などの道路管理者との連携が必要になります。そのためコミュニケーション能力が求められる場面が多く、人と接することに慣れた方が力を発揮できる職業です。

図面や書類を正確に作成できる緻密さを持つ人に適性がある

土地家屋調査士はフィールドワークが多く体力が必要な場面もありますが、それと並行して正確に測量や図面制作をおこなっていくことになります。

中でも不動産の表題登記をおこなう際は「不動産登記法」という法律の下で厳密な運用がされています。図面の制作はもちろんのこと、申請書の書き方に至るまで、細部にまで意識を張り巡らさなければなりません。
そのため土地家屋調査士は求められている仕事内容を瞬時に理解し、ミスなく正しく処理できる緻密さが必要です。

土地家屋調査士の勉強を続けられる人


土地家屋調査士の勉強を続けられる人

不動産における表題登記は法律自体が古いものなので、現在の登記実務では過去の似たような事例(先例)がベースとなって運用していくものが一般的です。
先例は年々増えていくものですし、GPSなどを用いた測量技術も進歩していますから、今後新たな測量方式が生まれてくる可能性もあります。

そのため、一度資格を取得しても新たな技術に触れていきたい、勉強し続けたいという向上心がある方が土地家屋調査士の適性があるといえるでしょう。

以上のことから、土地家屋調査士の仕事ではコミュニケーション力に長け、オフィス内でも外回りでも積極的に行動できる方があると考えられます。そして新たな測量技術に興味を持ち、学び続けたいと思う方におすすめの仕事といえるでしょう。
資格取得を検討しており、今回紹介した内容に適性があると思いましたら、土地家屋調査士も選択肢の1つに検討してみてはいかがでしょうか。

コラムの運営会社

東京法経学院

株式会社東京法経学院は10年以上にわたり、土地家屋調査士・測量士補・司法書士・行政書士など、法律系国家資格取得の受験指導を行ってきました。
通学・通信講座の提供だけではなく、受験対策用書籍の企画や販売、企業・団体の社員研修もサービス提供しています。